泥酔亭の成り行き日記

IMG_20190512_102156出発前夜の旧友との再会も、朝まで騒ぎたい気持ちをグッとこらえて、なんとか乗り切った。
酒は途中でやめたが、閉店したのは午前二時過ぎ。
丹念に後片付けをして、寝床に入ったのは三時近くになっていた。
予定では朝四時三十分出発・・・。
もう眠るのはあきらめて、旅のシュミレーションをしているうちに出発の時間とあいなった。
さらば芦別!! 五日後にまた戻ってくるぜ!!

ってなことで、いつものパーキングに車を預けて、道民の翼AIR DO 130便に乗り込む。
昨今はLINEアプリでQRコードを提示するだけで搭乗できる。
なんとも便利なような、味気ないような時代になったもんだ。
一睡もしていないので、飛行機の中で寝ようとしたが、変に目がさえて眠れない。
で、お手製の旅程表なんぞを引っ張り出して、またぞろ旅のシミュレーション
飛行機が着陸態勢に入った頃には、頭の中では芦別に無事戻っていた。
が、現実はここから旅の始まり。

IMG_20190512_104207空港から出ている名鉄空港特急ミュースカイなるものに乗り込み、一路名鉄名古屋駅を目指す。
このミュースカイなる特急電車、最高時速120kmものスピードでかっ飛ばしてくれる。
しかも江の電のように、建物のすぐそばを走るために、まるでジェットコースターのようなスリルが味わえる。
名鉄名古屋駅に到着したのはいいが、切符売り場に岐阜行きの表示がない。
おまけに駅は日曜日だからか大混雑。
なんとか窓口を見つけて、岐阜への行き方を尋ねたところ、非常に言いづらそうに「それはJRさんの方です」と教えてくれた。
入念にシミュレーションしていたにもかかわらず、名鉄からJRに移動するのを忘れていた。

ってんで、一度名鉄を出てJR駅を探したが、名古屋駅前の混んでいるのいないの。
観光客から地元の連中から、はては募金活動、署名運動、ティッシュ配り・・・、出発の時間が迫っている中、文字通り人混みをかき分けて、ようやくぎりぎりで岐阜行きに乗り込むことができた。
それにしてもここいらじゃ、キオスクはすっかり姿を消して、ホームにもコンビニが乗り込んできている。
パンやおつまみも自動販売機で売られていて、以前のような駅のホームの風情はまったくなくなってしまった。
駅弁売りの声や冷凍ミカンが懐かしいわ。
IMG_20190512_112719

さてあとは岐阜で敦賀行きに乗り換えれば、本日の移動は終了。
敦賀でレンタカーを借りるために、車内で一杯やれないのだけが残念だ。
index_1
「喜劇 駅前弁当」より

出発の日を首を長くして待つうちに、新しい元号「令和」が発表された。
そのおかげで世間様では、G.Wが十連休になる人たちも出るそうな。
もちろん連休のあとに旅に出るわれわれは、しっかりとその間も営業させていただく。
で、元号の切り替わる4/30の夜、とくに気にかけてもいなかったが、お客さんたちが妙に盛り上がり、なぜかカウント・ダウンと相成った。
酒飲みってのは盛り上がるきっかけがあればなんでもいいものだ。
ってなことで、なんだかよくわからないうちに乾杯して、新しい元号を祝って?いた。
そこへ知り合いから「ネットのニュースで遠藤ミチロウさんが亡くなった」とメールが入った。
P1060098

ミチロウさんは昨年の11月の誕生日に膵臓がんを発表し闘病生活を送っていた。
誕生日にがんを発表するとは、いかにもミチロウさんらしいと思っていたが、令和最初のニュースがミチロウさんの訃報とは・・・。
亡くなったのは4/25で、新しい元号が始まったら公表してほしいと本人が望んだということだ。
まるで「元号が変わるぐらい浮かれてんじゃねえよ!!」というミチロウさんの声が聞こえてくるようだ。
なんとも実感の湧かない頭の中で、ミチロウさんの顔と歌だけがぐるぐる回っていた。
パンクロックのカリスマとして、たくさんのタブーをぶち破り、スキャンダラスな伝説を残した稀代のヒーローは平成とともにいなくなってしまった。
そんな規格外のヒーローの死は当然のように、テレビなどで触れられることはなかったが、ネット上では様々なジャンルの人たちがその死を惜しんだ。
michiro_ongakuso_fixw_730_hq

日増しに強くなる喪失感の中、空騒ぎの十連休も終わり、ようやく待ち望んだ旅の出発が近づいてきた。
と、そこへ一本のメールが届いた。
小学校時代からの親友が出発の前日に姫路から泊まりがけで遊びにくるというのだ。
こちらは次の日の朝四時半に出発の予定
久しぶりの友だちと旧交を温めたいのは山々だが、調子に乗って飲酒運転で捕まるわけにはいかない。
「呑まなきゃいいだけでしょ!!」と、マダムはこともなげに言ってはくれるんだが・・・。

よりによって出発の前日かい!!
ああ、一緒に朝まで呑んで騒ぎたい・・・。
IMG_1993

DSC00653さて、いつも通り成り行きで行き先は福井県と決まったが、思い浮かぶのはせいぜいサスペンス・ドラマの名所「東尋坊」ぐらいのものだ。
しかもマダムは「崖でしょ」のひとことで、まったく興味を示さない。
ちょうどその近辺出身のお客さんが来たので尋ねたら「福井ねぇ・・・なんにもないよ」というつれないお言葉。
敦賀には北陸総鎮守の「気比神宮」という立派な神社もあり、日本三大松原のひとつ「気比の松原」なる名所もあるらしい。
静岡までは行ったのに「三保の松原」は大雨のために見られず、唐津では時間がなくて「虹ノ松原」にも行けなかった。
別に松原マニアじゃないが、この際リベンジで初松原体験と洒落こもう。

IMG_20190515_120645帰りにどこか一泊しようと路線図を見ていたら、彦根が目に留まった。
で、どこか良さそうな宿屋はないものかと検索していたら、百年以上の歴史を持つ「鳥羽や旅館」というお宿を発見。
旅館になる前は、江戸時代から続く料理屋だったらしい。
中山道の商人宿の風情を残しつつ、バス、トイレなどはきれいにリニューアルしているという。
料金は二食付きでお一人様八千円もしない
マダムもえらくお気に入りのご様子なので、最終日のお宿はここに決定。

敦賀ではいつも通り、駅から少し離れたビジネス・ホテルを二泊押さえた。
さてもう一泊だが、翌日の彦根への移動を考えたら、あまり遠くに行かない方がいいと思い、小さな湖が五つ集まった三方五湖(みかたごこ)のあたりで探すことにした。435
海も近いだけに漁師が営む旅館がたくさんある。
地図を拡大していろいろ探していたら、日頃愛飲している「早瀬浦」の酒蔵を発見。
そのすぐ近くに「漁場の宿はっとり」という宿屋があった。
「レイクビュー 天然魚姿造りコース」で、二食付きお一人様九千円のお値打ち価格。
近くには温泉もある。
これで宿泊の方は完了。

あとは敦賀でレンタカーを借りて、彦根で返すということにして、いろいろと検索。
12日14:00から15日14:00の三泊四日、基本料金¥13,230、乗り捨て料金¥5,400その他諸々¥3,240で、合計¥21,870なり
どちらの営業所も駅から数分の好立地。
これでこちらでできることはほぼ完了。
IMG_20190514_162641

それにしても早割はけっこうだが、二ヶ月近く待たなければいけないというのは、なんとももどかしい。
早く来い来い、五月十二日
DSC00692

このページのトップヘ