泥酔亭の成り行き日記

IMG_1481イルカパークから小島神社へ向かう車内では、さっきの△△さん(26)の男前な対応の話題で持ち切りだった。
「○○(23)潜水の用意!!」と叫んでからの迅速な動き。
30分以上も冷たい海に潜っていたにもかかわらず、いやな顔ひとつ見せず「見つかってよかったですね」と言った時の爽やかな笑顔。
近くに住んでたら毎日でも通いたいぐらいだね・・・迷惑だろうけど。

ってなことをしゃべっているうちに、小島神社に着いた。
さて、あれだけあった参道の水は無事に引いているだろうか?
近づいてみると、堤防のそばに車が何台も停まっていて、神職の姿も見える。
神道では一日と十五日がお参りの日なので、今日十五日は受け持ちの宮司さんが祝詞でも挙げにきたのだろう。
そのまわりを若い女性が何人かで取り囲んでいる。
近頃はスタンプラリーのように御朱印帳を集めたり、パワースポットめぐりとやらで開運祈願や恋愛成就などのご利益を求めて方々の神社を廻るのが流行りらしい。
にぎわうのはけっこうだが、テーマパーク気分でキャアキャアやってる連中も少なからずいる。
なかには参拝の作法も知らず、ただ賽銭を放り込んで、願い事を祈っているようなのもいる。
鳥居をくぐる時は一礼ぐらいしましょうね。
あと参道の真ん中は歩かないこと!!
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P_20180515_100505で、肝心の小島神社はというと、見事に参道まできっちりと潮が引いている
まるで十戒のモーゼのような気分で島に渡り、裏側にある鳥居をくぐって、お参りをすませた。
ご祭神は、伊弉册尊(いざなみのみこと)、軻遇突智命(かぐつちのみこと)、埴安姫命(はにやすひめのみこと)となっている
古事記によれば、イザナミの命がカグツチの神を生んだとき、やけどで死んでしまい、その排泄物から生まれた神がハニヤスの神ということになっている。
ってことは、この神社は黄泉の国をあらわしてるんだべか?
この神社も宮古島の大神島と同じく、小石ひとつ枝一本持ち出し、持ち込みもしてはいけないという。
なにやら謎の多い神社だ。
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ってなことで早めに今夜の宿泊地、郷ノ浦地区へ向かう。
壱岐の島には何カ所か温泉もあるというので、途中見かけたら立ち寄ってみるのもいいかも。
それにしても地図で見ると小さな点のようなこの壱岐。
なかなか回りごたえのある島ですこと。
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IMG_1456船頭さんのジョークを交えた説明を聞きながら、遊覧船は晴天の下、外海へ出た。
対馬が近くに見える。
魏志倭人伝の書かれた時代、ここを多くの交易船が通っていたと思うと、タイムスリップしたような気分になる。
沖の方はかすんでいるが、世界遺産になった沖の島も見えることがあるという。
と、そんなことをのほほんと考えているうちに、海の色がだんだんと変わっていった。
この独特の色をここではドラゴン・ブルーと呼ぶらしい。
海の宮殿といわれるたくさんの奇岩、絶壁も迫力満点で、すぐそばまで船を寄せてくれる。
マンモス岩、蛇が谷などを回り込むと、急にその奇岩の上に人が見えたので驚いた。
釣り人みたいだが、どうやってそこへ登ったんだべ・・・?
ってなことで、ドラゴン・ブルーをたっぷりと堪能して、遊覧船は無事勝本港に到着
小島神社の干潮まであまり時間がないので、ドラゴンブルーに後ろ髪を引かれながら、急ぎ足で次なる目的地イルカパークへ向かう。
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IMG_1489イルカパークについてみると、想像していたような派手さはまったくない。
イルカとふれあえるプレイング・タイムや餌やり体験もあるらしいが、時間が合わないので見学だけすることにした。
といっても、ちょうど餌やりの時間だったので、イルカたちは餌ほしさに勝手に芸を披露してくれる。
ジャンプなどもすぐ目の前なので迫力一杯で水しぶきがバシャバシャ飛んでくる。
飼育の人たちはみんな若く、説明をしてくれた○○ちゃんなどは22歳、責任者の△△さんでさえ26歳の若さ。(名前を聞いたけど忘れた)
その女の子たちがイルカの頭をなでたり、芸を教えたりしているところは、まるで女学生が遊んでいるようにしか見えない(失敬・・)。
イルカがすぐそばまで寄ってくるので、バシャバシャと写真を撮っていたら、手がすべってデジカメが海の中へどぼんと落ちてしまった。
スマホより画像がよかろうと、今回の旅のほとんどをこのデジカメで撮影していた。
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IMG_1480「これで今回の写真はほとんどパァか・・・」と思っていたら、そばにいた○○ちゃん(22)が、「デジカメ落としたんですか?」というが早いか、責任者の△△さん(26)が「○○!!潜水の用意!!」といって、スタッフが全員施設の方へ走っていった。
あっというまにアクアラングからウェットスーツまで用意して、「このあたりですか?」といって責任者の△△(26)さんは海の中に潜っていった。
10分ほどもぐって「これですか?」といって渡されたのは、見たこともないハンディ・ビデオカメラ
どうやらほかのお客さんが以前落としたものらしい。
違うとわかったら、また△△(26)さんは海の中へと潜っていった。

IMG_1488なんでもイルカが遊んでくれると勘違いして寄ってくるので、砂が巻き上げられて視界が悪いらしい。
今度浮いてきたら「あきらめた」といおうと待っていたら、20分ほどして落としたカメラを手に△△さん(26)が上がってきた。
かなり長い時間塩水に浸かっていたので、データも消えているだろうけど、そんなことより春の冷たい海の中を30分以上も探してくれたスタッフの人たちにはどれだけお礼を言っても足りないぐらいだ。
なんどもお礼を言って「帰ったらなにか送ります」というと、○○ちゃん(22)は「気にしないでください。見つかってよかったですね」と爽やかな笑顔で答えてくれた。

家に帰ってから恐る恐るSDカードを引っ張り出してみたら、なんと!!すべての写真が読み取れた
イルカパークのスタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
神の島で生きている女神たちに出会えたような気分だった。
やっぱり旅はいいなぁ。

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IMG_1483小島神社の潮が引くまでの時間つぶしに、島の最北端にあるイルカパークに行くことにした。
島の入り江を利用したイルカの飼育兼訓練所だそうだ。
近くには勝本という集落もあり、食事どころもあるようだ。
ってことで、壱岐の島を北上し、勝本町に到着。
ネットによれば「大幸」という食事どころが有名らしい。
ちょうど昼時なのでイヤな予感がしたが、ひとまず入店。
わりと広い店内に、予想通り団体客用に予約席のカードがあちこちに置かれている。
それでも空いているところに座ったのだが「いらっしゃい」のひと言もない。
そのうち混んでくることもはっきりしているし、挨拶もろくにできない店にうまい料理なんぞ作れるはずがない。
ってんで、これ以上イヤな気分になる前に、さっさと退散させていただいた。
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外へ出るとちょうどいい潮風が吹いていたんで、しばし路地裏をうろつくことにした。
P_20180515_120557天気はいいし、景色も申し分ないので、コンビニあたりで軽いもんでも買って、潮風をおかずに屋外ランチにでもしようか・・・と、思っていたら路地を入ったところに、マダムが一軒の食堂を見つけた。
いかにも地元民御用達といったたたずまいだ。
「よしもと」と書かれたのれんをくぐると、カウンターには作業服姿の常連さんたちが「いつもの!!」などと注文している。
こういう店にハズレはないはずだ。
で、おすすめの「天刺定食」と「刺身定食」を注文。
運転がなけりゃ、きりっと冷えた純米酒をくいっといきたくなるようなイキのいい刺身とからりと揚がった天ぷら。
あらためてマダムの美味を嗅ぎ当てる臭覚に感心した。

島の味を堪能して、さてイルカパークに向かおうかと、海の方を見ると「遊覧船」という看板が見える。
なんでもちょいと沖の方へ行くと、まるで船が浮いて見えるほどの透明度のエメラルド・グリーンの海が見られるという。
エメラルド・グリーン・マニアのマダムとして、こいつは見逃すわけにはいかない。
ってんで、お一人様¥700のチケットを購入して辰ノ島クルージングに出発!!
お客はわれわれのほかはカップルが一組だけ。
船頭?さんもくだけたおじさんで、「この人数だから、時間もコースも適当でいいでしょ?」というフランクさ。
こりゃあ楽しくなりそうだわ。

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