泥酔亭の成り行き日記

unnamed怒涛の2月もようやっと過ぎようとした頃、鈴木北海道知事さまから「緊急事態宣言」が出された。
といってもお得意のなんの強制力もない要請なんだが。
2/28から3/19までの三週間、特に週末には道民に不要不急の外出を控えるように呼びかけた。
われわれ飲食業界にとっては、3月は送別会をはじめ卒業式の流れなど年に何度かの書き入れ時だ。
しかも具体的な説明もほとんどないので、ひとまず各種飲み会なんぞは中止、または延期と相成った。
ふだん静かな夜の町は、輪をかけて静かになったが、ことがことだけに仕方がない。

ETq2ufLX0AA1d3Hそしてひとまず緊急事態宣言解除後の三連休、コロナ疲れか自粛疲れかちまたには人があふれかえったらしい。
内地の方じゃ桜が五分咲きとかで、上野公園も伊勢神宮も金沢もどこもかしこも満員御礼の人だかり
まるでコロナ騒動が収まったかのような有り様に、世界中から日本人の能天気さにあきれる声がネットにあふれた。
Twitterでは「私の新宿区や文京区や台東区まわりの行動半径は完全に元どおりだ。すごい人出。わさわさ。 カフェは行列。真っ直ぐ歩けないし自転車で通過できない(3/20)」という投稿が写真付きで見られた。
自粛をしないで開催したK−1には6500人が集まり非難されていたが、3/21の聖火見物にはなんと5万人もの観客が仙台に集まった。
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そうこうしているうちに、イタリアでは新型コロナによる死者がうなぎのぼりに増え、一日に千人単位で人が亡くなった。
少し軽く考えていた日本もようやくことの重大さがわかってきたらしく、すったもんだしながらもようやくオリンピックの延期を決めた。
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maxresdefaultさぁこれからが日本の危機管理能力の見せ所か?と、思っていたら、飛び出してきたのは「和牛券」「お魚券」のご提案。
いくら和牛の在庫がパンパンか知らんが、命がかかっているときに、和牛喰って喜ぶアホはいないだろう?
お次はなんだ?「メロン券」か「お米券」か?はたまた意表をついて「肩たたき券」でも飛び出すのか?と思っていたら、これまた迷走の末ようやく立ち消えになったらしい。

とまぁ、一ヶ月以上ブログも書いてなかったので書きたいことは山ほどあるが、この国では自分の命は自分で守るしかないようだ。
今のところは免疫を高めて、体力を維持して、情報を集めて乗り切るしかないわ。

DSC010492月の二大イベント「三宅伸治ライブ」と「全国の地酒を楽しむ会」も盛況のうちに終えることができた。
参加してくださった方々には感謝いたします。
ライブは9日、地酒は15日と近かったせいもあり、終わった翌日の16日は営業するつもりだったが、片付けが終わった時点でエネルギーが切れた
16日で満61歳を迎えたが、誕生祝いどころか起きているのもたいへんな有り様だった。
で、結局三日間の休みをいただいて、ようやく回復した。

さてお次に控えているのは3/16が締め切りの確定申告
ふだんから申告ソフトに打ち込んでいればなんてことはないんだが、毎年申告が終わったあとは数字も見たくないので、つい後回しにしているうちに一年が経ってしまう。
sinkoku今回は割と作業がはかどり九割がた済んで、あとは少し手直しをして提出・・・と思っていたら、昨日新型コロナの影響とかで、締切が一ヶ月延びた
せっかくなんでゆっくりさせてもらうけど、ありがたいようなどうでもいいような複雑な思いだ。

去年は1月の末にマダムのインフルエンザで一週間ほど店を休んだ。
ことしはさいわい二人とも罹患しなかったと思ったら、降って湧いたような新型コロナの流行
先日とうとう滝川の四十代男性が感染したとのことで、ついに空知からも感染者が出た。
政府は先頭に立ってリーダーシップを発揮するどころか、なんの責任も生じない「要請」ばかり連発して国民に丸投げしている。
検査の保険適用も来週あたりを検討とか、なにひとつとってもスピード感がない
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おまけに対策会議に閣僚三人が欠席して、地元の行事に参加していたとか。00432473
国民には「不要不急の外出は控えて」といいながら、稲田朋美のお誕生会には首相が出席していたり。
杉田水脈や秋葉首相補佐官などは外出自粛要請を出したあとに、のうのうと政治資金パーティーを開いている。
唐突に打ち出した臨時休校宣言も、なんの根回しもしていないため現場は大混乱
休業補償もないので、休みたくても休めない、かと言って子供を放ってはおけない。
臨時休校 看護師2割の170人出勤できず 帯広厚生病院が一部の診療制限へ」なんていう事態も起きている。
「先手先手の対応」だの「子供の生命を最優先に」だの言っていても、一事が万事このザマだ。
しかも批判が殺到したら
休校しない判断もあり得ると文科省」という体たらく。
なにをしたいのかさっぱりわからない。
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そんなにスポーツや芸能、グルメがお好きならお友達の吉本興業に頼んで芸人にでもしてもらったいいんじゃないか?
死者まで出てきているこの状況で、とてもこの人に舵取りは任せておけないわ。
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bigmacなんでも経済学には「ビッグマック指数」というのがあって、世界各国で販売されているマクドナルドのビッグマックの値段を比較することで、各国の通貨の妥当性を測る指数らしい。
これはこのあいだ図書館で借りてきた「決算忠臣蔵」からの引用だ。
この中では忠臣蔵のあった時代の、屋台のかけそばの値段を現代に置き換えて、それをもとに当時の物価を計算している。
まずかけそば一杯をワンコインより少し安めの¥480に設定する。
落語などでもよく出てくるように、そばは二八の十六文
これが現代の¥480だとすると、一文は¥30、これをビックマック指数じゃないが、そば指数として元禄時代の値段を現代の金額に換算する。
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銭は千文で一貫文といい、金に換算すると一分になる。
四分で一両となるから、小判一枚は12万円ということになる。
これまた落語などでは、富札の値段が一分(3万円)、当たれば千両となるから今の一億二千万円
江戸の庶民がいろんなものを質に入れても、富くじに夢中になるわけだ。
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っことで、この小説、大石内蔵助の残した「預置候金銀請払帳(あずかりおきそうろうきんぎんうけはらいちょう)」を元に、浅野藩取り潰しから討ち入りまでを、金の動きから読み取ろうとした話だ。
まず播州浅野藩は五万石、五公五民で半分として二万五千石の収入になる。
米の価値は一石三斗が金一両といわれているので、そば指数で計算すると一石が九万二千三百円
二万五千石だと二十三億円になる。
その他名産であった塩田の税収や、私墾田六千石の収入も合わせると、約三十億円が浅野藩の収入となる。
城代家老である大石内蔵助の年収は、六千九百二十三万円
妾が何人もいたというのも頷けるほどの高給取りだ。
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で、おなじみの松の廊下の刃傷沙汰で浅野内匠頭の切腹から、お家おとりつぶし、臣下離散ののち吉良邸討ち入りというおなじみの話になる。
この小説の面白さはまず浅野藩の登場人物がみんな関西弁というところにある。
今まで長谷川一夫などの重厚な役作りから、大石内蔵助の関西弁は想像したこともなかった。
しかも切腹の知らせを聞いた最初のひとことは「なんでやねん?」
そこから討ち入りまでのドタバタは金の動きと連動して、一級のコメディになっている。

堤真一主演で映画化されたというから、レンタルが始まったらぜひ観てみたい。
久しぶりに笑える小説に出会ったわ。
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