泥酔亭の成り行き日記

何度か行ったことのある町でも小さい路地などに足を入れると、意外な発見があったりするものだ。
父親が大工だったせいか、面白い建物などにはすぐに目がいってしまう。
そういう意味では歴史のある本州のほうが、ご大層な建造物が多い。
しかし、根っからの一般庶民としては、そういう大仰な建物より、昭和の匂いのする普通の建物の方に親しみを覚える。

ieこのあいだ港町の朝の散歩で見かけたこの建物などは、見れば見るほど只者ではない。

写真ではよく見えないかもしれないが、入口の壁はうろこ状の小さな板を貼っている。

そして何よりも木造三階建て!
横に車が停まっているから、もしかすると今も人が住んでいるかも・・。

まさか「だれか住んでるんですか?」と朝っぱらから声をかけるわけにもいかないので、この謎は次回行ったときに明らかにすることにした。

ちなみに父親は「大工は自分の家に手をかけるものではない」という信条の持ち主で、自宅は荒れるにまかせて、最後は廃墟のような有様だった。
ある日ソファに座ってテレビを見ていたら、表を通ったおばさんたちの声が耳に入った。
「あらぁ、この家だって直せば人が住めるのにねぇ」・・・。

buddaんでは、以前の「ヨーグルッペ」に続いて、市場で見かけたおもしろ商品。

「新竹米粉(シンチクビーフン)」はけっこうですけど、なんでブッダ?
しかも値札にも「ブッダ・ビーフン」と書いてある。

さらに言わせてもらえば、中央に鎮座してらっしゃるのはどう見てもブッダというより「布袋さま」じゃないんだべか?

どこにあるのかわからない創業百年を誇る老舗「曽家」。
だれか百年の間に教えてやれよ。

ま、それでも1996年にはめでたく食品品評会で金賞を戴いたそうなので、よしとするか。

創業二百年目指して頑張ってください!

そしてお次はこれ・・・。
yoshimi以前深川で「俺の店」という自己主張の強いスナックを見かけたが、「よしみんち」には一本取られたわ。

まさか「よしこ(またはよしえ?)」が作ってるミンチの店ではないはずだ。
漢字で書けば「よしみん家」とでも書くのか・・。

電話で待ち合わせするときに「おぅ、んじゃよしみんちで待ってるわ」とかいうんだべかね?

なんにしても名は体を表すとか。
きっと居心地のいい店なんでしょ。
・・・寄らなかったけど。


自分たちだけかもしれないが、農家の人達より海の人たちとの方が話が合う気がする。
命をかけて荒波に漕ぎ出す漁師と、命がけで闇の中石炭を掘る炭鉱夫。
どちらも長い時間をかけて何かを育てる農家の人達とは生き方が違ってくるのかも。
しぜん金の使い方も変わってくる。
宵越しの銭は持たない!とまではいわないが、かなり豪快な使い方をする人が多い。
で、性格も大らかというか・・おおざっぱというか・・。

このあいだもある港町の食堂で注文を取りに来たおばちゃんに「歯が弱いので固いものはちょっと・・」というと、そのおばちゃん「入れ歯、貸しましょうか?」ときた。
ちょっと・・そういう間接キスは受け付けてませんから!
写真を撮ろうと思ったが、脱ぎだしたら困るのでやめた。

miya01たとえば滑走路問題でゆれていた沖縄、下地島で午前中酒盛りをしていたこの島んちゅのオジサマ達。
遠くにいたわれわれを手招きして「ま、いいから飲め」という。
折角のお誘いなので運転をしていないマダムはご相伴に預かることにした。

こちらは運転だというと、「じゃカメ」という。
方言で「食え」ということらしい。
せっかくなので食べることにしたら、サンマの唐揚げ。
北海道のだからうまいぞ」ですと・・・。

そしてその夜、宮古島でフラリと入った飲み屋のママ「しげちゃん」。
miya02歌うわ、踊るわ、泣くは笑うわの大騒ぎ。

まさしく「なんくるないさ」魂満開の「あちこーこー」な人だった。
「トイレは?」と聞くと、「向かいのコンビニさぁ」。
あんまり何回も行くと気まずいので、刺し身やおでんなどを買ってくると、「あい!ごちそうさまね」といって、表にテーブルを出して食べ始めた。

店の看板には「宮古そば」「おでん」「刺身」などメニューが書いてあったが、出てきたのはビールと雪印のベビーチーズだけだった・・・。

miya04そしてこのあいだ増毛で海を見ながら自転車に乗ろうとしていたら寄ってきたこの潮焼けおやじ
半分以上聞き取れない浜言葉を翻訳すると、「トバ、喰うか?」といっているらしい。

鮭のトバだべか?と思って、「なんのトバ?」と聞くと「ガンズだ」という・・・。
ガンズ・アンド・ローゼズ?

っなわけもないけど何度聞いてもわかんないので、空返事だけして自転車に乗ろうとしたら、「あとで持ってきといてやる」といったような気がした。

増毛の町をぐるっと回って、戻ってくると車のリア・ワイパーに正体不明の「ガンズ」が刺さっていた。
miya03

ひょっとしてあの爺様、増毛の笠地蔵だったのか?

激動を予想させる10時間呑みっぱなし合同誕生会から始まった7月は、予想を超える怒涛の一ヶ月だった。
8/2に結婚21周年を迎えることになったので、とりあえず休息も含めて三日間の夏休み。

どこへいっても、新しい出会いはあるものだ。
今日もふらりと入った喫茶店のマスターが「どこからいらっしゃったんですか?」というので、「芦別です」といったところ、「ぇぇぇぇぇえええっ・・・!」と、驚いた。

このマスター、詳細は後ほど書くが、造形、絵画を手がけるアーティストでありながら、コーヒーの専門家。
喫茶店のマスターだからコーヒーの専門家ってのは当たり前だべ?というかもしれないが、そのこだわり方は半端ではない。

とまぁ、つづきは写真などを載せながら、次回にします。

図らずも話に花が咲き、二時間も長居してしまったが、話題はトム・ウェイツから古武道、オーロラまで飛びに飛びまくり、たいへん実り多い時間を過ごさせていただいた。

まずは
そこのお店のHPアドレスたけでも。
厚田「天海(あまがい)コーヒー」

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