泥酔亭の成り行き日記

2011年10月

pan1101ディラン29年目のこけら落としライブ「ギターパンダ&ミトモ」は、大勢のパンダ・ファンで上野動物園さながらの大賑わいになった。
トップバッターは、岩手県出身、高砂部屋・・じゃなく、大阪在住「空団地」のギタリスト「ミトモ」。

切れの良いカッティングとハイトーン・ボイス。
明るいMCで、会場を大いに盛り上げてくれた。
ディランでは普段聴くことのないフレッシュな歌声に、なんだか心が洗われるような気になりました。
若いってなぁいいねぇ、ご隠居。

pan1102さてビシッと決めてくれたミトモの後、しばらくして、ギターパンダのご入場。
なにやら目がご不自由らしく、ミトモに手を引かれて、ヨタヨタとおぼつかない足取りで、ステージにさっそう?と現れた。

噂にはいろいろ聞いていたが、生で見るとかなりの迫力である。
不気味なような、それでいながら不思議な愛嬌も漂わせている。
ぜひ生のお姿を拝することをおすすめする次第である。

まずは大勢の追っかけを前にしていながら、「初めてお目にかかる人たち?のために自己紹介をします」と、出身地、好物、好きな女性などを軽快なロックに乗せてご披露。

pan1103そしてこの愛くるしい?パンダさんの中にはとうぜん生身の人間が入っている。
その名前は♪ヤマカワ、ヤマカワ、ヤマカワ、ヤマカワ・・・ノ、リーオー。
しばらくは、このメロディーが頭から離れなくて苦労しました。

このパンダさん、なんともゴキゲンなギターに乗せて、次々といかしたロックを聴かせてくれる。
さらにはピート・タウンゼントばりの風車カッティングまで披露してくれた。
やるなパンダ!

♪飛ばせROCK〜の大合唱の後、なぜかまさかの「野球拳」
買ったか負けたかもはっきりしないのに、勝手にコスチュームを脱ぎ捨てるパンダさん。
するとそこから現れたのは・・・・、うーんネタバレになるので、ぜひライブに足を運んでその目で確かめていただきたい。

そのような姿に似合わず、曲はどれもロックテイストあふれる名曲揃い。
自民党に殺されるぐらいなら、無人島で死んだほうがマシ・・と、ペットボトルで作ったいかだで海に乗り出した友達のことを歌った曲で快心のシャウトを決めてくれたあと、「思わず熱唱してしまいました。もう今夜は熱唱しません」といったわりに、最後まで熱いシャウトを聴かせてくれた。

pan1104そしてもう一皮むけたあと登場したのは、自称キング・オブR&Rエルビス・プレスリーのご親戚、その名も「カルピス・プレスリー」。
いやはやなんとも見上げたエンターテイナーぶりだ。

ロックに「自由になるための可能性」を見つけて、全身全霊で歌い続ける姿はそれはそれは感動的で美しいものだった。
ともすると、「おちゃらけているのか?」と、思われるかもしれないが、そうでないことはステージを見れば明らかだ。

「最後の曲です」えーーーっ!「ロクスケぇ」の果てしないコールアンドレスポンスの後、再度ミトモがステージに上がり、二人で曲線に対する愛を歌った「おしりブギ」などを聴かせてくれた。

そして久々に「本当のアンコールをやります」といって歌ったのは、なんとボサノヴァ
「自分の本当に好きな事を思い浮かべて聴いてください」といって、仕事や家庭や時間に金、わずらわしいしがらみに振り回されて、好きな事を見失い、他人の生き方にケチを付けるようになってしまった人たちに、もう一度本当に好きな事を情熱を傾けて取り組んでみようと歌う、心の奥にしみとおる曲で感動のライブは幕を閉じた。
pan1105
そして写真を取るのもすっかり忘れるほど、楽しい打ち上げは真夜中過ぎまで続いた。
「シャイ」「ウルフルケイスケ」「リクオ」「ギターパンダ」「ミトモ」と、なぜかカタカナのミュージシャンが続いたこのごろのライブ。
来月は久々に漢字のミュージシャン「三宅伸治」の登場です。
お楽しみに。

昨日でディランはオープンから満28年
今日から29年目に突入だ。
今までご贔屓にしてくれたお客さんと、こんな田舎にもかかわらず歌いに来てくれるミュージシャン、そして二人三脚で支えてくれる女房の小春・・・ちがったマダムに感謝です。
cyuji01あ、それと酒浸りにもかかわらず大病ひとつしない丈夫な体に育ててくれた両親&婆さまにも感謝です。

若気の勢いで始めたディランもまさか三十年近くもつとは、ちーとも思ってなかった。
振り返ると実に色んなことがあったが、あっという間という気もする。
最初の頃は手探りでやりたい放題やっていたので、すぐに借金で首が回らなくなり出稼ぎに出て支払ったこともある。

←これはその時の写真。
地下足袋がよく似合う好青年ですこと。

昨夜は特別なことはしないつもりだったが、なぜか久しぶりのお客さんや地方からのお客さんが来てくれて、祝福してくれた。
今年結婚するお客さんもいて、店内は「おめでとう」の嵐。
なんともにぎやかな夜になった。

さて今日から心機一転・・・ってわけもなく、普段どおりのディランを続けていこう。
そして記念すべきディラン29年最初のライブは、はじめてのギターパンダ

セッティングも終わり、打ち上げの料理も作り終えた。
あとはリハーサル、本番、そして打ち上げだ。

hitoshiさぁ29年目もぶわぁ〜っといってみっか!

panda1102「マジカル・チェイン・キャラバン」の余韻に浸るまもなく、明後日は「ギター・パンダ」のライブだ。
今回は突然大阪で活動する「空団地」というバンドのギタリスト「ミトモ」も参加することになった。

今まで何度も出演のオファーをもらっていたが、いつもタイミングが合わずやっと実現した。
増毛のロック僧侶「ニトベイビー」くんや、札幌のジェイさんなどに「絶対いいから!なんでディランでやらないの?」と言われ続けてきたので、いまから楽しみだ。

今回も芦別以外から来てくれる人もいるようで、ホテルに予約を入れに行ったら「なぜかほぼ満室です。ディランさんのお客さんだと思います」と驚いていた。
二週続けてのR&Rパーティー。
飲みすぎないように気をつけなきゃ・・・、無理か。

さて、問題から目を逸らさせるかのように、毎日から騒ぎを繰り返すテレビからは、被災地の状況などはほとんど伝わってこない。
このあいだネットではこんな記事が載っていた。
福島県内2ヶ月で160人自殺。焼身自殺や首つり自殺。「原発さえなければ」と書き残す。」
本当だとすれば、なんとも悲惨なことだ。

michi0111月20日にライブが決定したアコースティック・モンスター「遠藤ミチロウ」さんも福島二本松の出身だ。
8月15日に福島市で「世界同時多発フェスティバルFUKUSHIMA」を終えたばかり。
「四季の郷」と「あづま球場」を会場としたフリー・ライブでは13000人が集まり、ネットで視聴した人はのべ25万人、最大同時視聴者数 6,541人にものぼった。

ちょうどギターパンダのライブの日、10/9 NHK教育テレビ ETV特集「希望をフクシマの地から プロジェクトFUKUSHIMA!の挑戦」がpm10:00から放送される。
もちろん、遠藤ミチロウさんも出演する。

ヤラセ問題も逃げきるつもり満々の北電と九電
計画停電はやはり「脅し」だったことがはっきりと発覚したというのに、5月から毎月電気料金を上げ続けている東京電力
しかもぼったくりだったことまで発覚した。

被災地ではこれからも自殺が増えるかもしれない。
われわれができるのは、まず現実を見つめることだ。
目を逸らさせようとする馬鹿騒ぎに乗せられてはいけない。
images

riku1106SEとともに入ってきた二人はまず今回の旅のテーマ曲、その名もズバリ「マジカル・チェイン・ツアー」でにぎやかに幕を開けた。
ニュー・オリンズ・テイストあふれるメロディーに会場は一気に盛り上がる。
♪頭のネジを緩めて〜、といわれる前から、十分に緩みきった脳みそにリズムが染みこんでいく。
♪どんだけ どんだけ 死ぬまでどんだけ〜。
死ぬまでどんだけあるかわからないけど、生きてるうちはロックンロールでいってみよー!

そして勢いをつけて二曲目もノリノリの「ロックンロールの真っ最中」。
恋の行方」のあとストレートな歌詞が泣かせる「ミュージック」、「明日へ行く」のあとは、ソロ・コーナーに突入。

トップバッターはウルフル・ケイスケ。
当人曰く「46歳にしては可愛らしい歌」という「全部」が一曲目。
なにしろこのテレキャスターがとびきりいい音を響かせている。
二曲目はそのテレキャスター満開のチャック・ベリーのカヴァー曲「スウィート・リトル・ロックンローラー」。
ストーンズのロン・ウッドの十八番をカヴァーするセンスが渋い。
riku1107シンプルなリフレインがイカす「いくつになっても」のあと、リクオの登場。

一曲目は昼間アーリータイムスのマスターの車でかかっていたというジュリーの「時の過ぎゆくままに」。
意外な選曲にみんなびっくり。
そういや、リクオさんの実家とジュリーの実家は近いっていってたっけ。
それにしてもマスターの車でかかっていたのは、カセットテープだったとか・・・。
車載用のカセットデッキってこのご時世まだあんのか?
さすが、旭川のミスター・フォーク。
勝手に昭和してんね。

で、ソロ・コーナーも終わり、二人で作ったという「Happy & Sad Song」で第二部の幕開け。
Monky Man」で勢いをつけて、ウルフルケイスケのボーカルで「大きな川のそば」。
清志郎とリクオの共作「胸が痛いよ」と、怒涛の選曲が続く。

君に捧げよう」のあと、「最高のR&Rをやります」といって始まったのがまさかの「アンパンマン」。rikuo1108
いやぁユーキをもらいました。
そしてその勢いのままリクオのテーマ曲ともいえる「ミラクルマン」で加速する。
大人しいふりはしていても、やるときゃやるのさミラクルマン〜

やっとけやっとけ!とりあえずやっとけ!ミラクルマン。
ラストは「アイノウタ」で大合唱して、アンコールへ。

清志郎バージョンで「イマジン」を聴かせたあと、なんともゴキゲンな「まいどハッピー」。
楽しすぎる夜にぴったりハマる曲で大団円。
rikuo1110♪まいどハッピー まいどハッピー なんも考えへんといこうや
損得抜きのハーピー・ライフ
まいどハッピー All Day Long 〜。


損得抜きのハッピー・ナイトはそのまんまの勢いで、打ち上げに突入。
まだまだ続く不思議なつながりの旅。
二人が北海道から沖縄まで音楽でみんなをつないでいく。
ロックンロール万歳ってな気分だ!

riku1111







「秋の日は釣瓶落とし」ってなことをいうが、井戸もないご時世、釣瓶ったって「笑福亭?」なんて言われるのがオチだ。
今日は旭川で雪が降ったっていうし、いよいよ短い秋も終わるってことだべか?

rikuo1101そんな骨身にしみる北風の吹く中、とびきり熱いR&Rを届けてくれる二人組が来てくれた。
ひとりはファンキー・ピアノマン「リクオ」。
移転前からの長いお付き合い。
そしてもう一人はミスター・スマイル「ウルフルケイスケ」。
今回初のお目見え。
ピアノマンとギターマンの「不思議なつながりの旅」だ。

お客さんも東京、旭川、小樽、岩見沢、釧路(喫茶ラルゴ)、富良野とごきげんな夜を楽しみにわざわざ来てくれるお客さんもいる。
冷たい雨が降ったり止んだりしている中、リクオさんからメールがあり、旭川の「アーリータイムス」マスターたちと温泉に入ってから来るという。
三日間の北海道ツアーの最終日。
少しはのんびりして、疲れをとってください。

さてこちらは、調律しているあいだにせっせと打ち上げの料理作り。
二人とも関西出身なので、「粉モノ」でいってみるかと、まずはこのごろ凝っている「ドライフルーツ入り・ビッグフォカッチャ」。
粉を練りついでに手作りのフルーツピザも作ることにした。
のどが詰まったら困るので、カボチャ、じゃがいも、人参など秋の野菜をふんだんに入れた名付けて「オータム・スープ」。
今時の旬も食べていただこうと、「サンマの香味ソースかけ」。
これまた旬のじゃがいもで「じゃがいもとチキンのチリソース」も作った。
最後は寒い時期なので「特製おでん」でシメ。
調律さん、うるさかったべなぁ。

そうこうしているうちに、アーリータイムスのマスターと常連さんに連れられて、二人が到着した。
念入りなリハーサルも終わり、あとはお客さんを待つだけ。
外はまたまた冷たい雨が降りだしてきた。

ってとこで、真夜中過ぎなので、続きは明日にします。


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