泥酔亭の成り行き日記

2011年12月

P06-1目が覚めた後、布団の中でゴロゴロしていたら、茶の間にいたマダムから「ちょっと〜、さあるとっくすって何?」と尋ねられた。

さあるとっくす・・・?
寝ぼけた頭にはひとつもイメージが浮かんでこない。
こっちが聞きたいぐらいだ。

「そのさあるなんとかがなんだってよ?」というと、友人の○◎ちゃんがメールで「だれかさあるとっくすを教えてくれる人はいないでしょうか?」といっているという。

スポーツ・・・、料理?、健康法・・新しい学問か?と、そのメールを転送してもらった。

で、字で見てみたら解りました。
「サアルトックス」・・。

「アルト・サックス」の打ち間違いでございました。

「ちょっとその近くには、サアルトックスの知り合いはいませんね」と、わざと直さないで出したら、「はい、わかりました」という返事が来た。

もしかしてあの楽器のことを本当に「サアルトックス」だと思ってるのか?
それともサアルトックスってなにか別のもの?
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mani八ッ場ダムも工事再開が決まって、いよいよ民主党のマニフェストも総崩れの様相を呈してきた。
いくら法的に拘束力がないとはいえ、よくもこれだけ「国民の方々とのお約束」を反故にできるもんだこと。
総選挙もしないから、この素人集団から政権を奪うこともままならない。
今回はっきり、四年もあれば国の一つぐらいガタガタにできるということがわかったわ。
ウィキペディアにも「日本ではその体裁から「有権者団との契約」と主張されることが多いが[1][2][3]、実際に法的拘束力があるものではなく、あくまでも選挙公約の一形態にすぎない。本家のイギリスでも法的な意味での契約の命令的性格については否定されている」と書いてある。
いかにも失言だらけの口先集団にぴったりの「お約束」だ。

さてイカサマ集団のお陰でなんにも信じられなくなってきたこの日本。mani2
真実はどうであれ、言い切ったものが勝ちみたいだ。
だれも認めない「収束宣言」で海外じゃすっかり笑いものになったが、海に流した放射能についても、イカレたことをいっている。
ちょいと長いけど、これを読む限り「こんな連中」にゃ何一つ任せとけないとますます確信するわ。

「福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、原子力安全・保安院は「緊急事態」 を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが分かった。
今後、漏出や意図的な放出があって もゼロ扱いするという。

umi電力事業者は原発ごとに海に出る放射性物質の上限量を定めるよう決められている(総量規制)
福島第一の場合、セシウムなどは年間二二〇〇億ベクレルで、年度が変わるとゼロから計算される。
しかし、四月二日に高濃度汚染水が漏出しているのが見つかり、汚染水の保管場所を確保するため、東京電力は建屋内のタンクに入っていた低濃度汚染水を意図的に海洋に放出した。

これら二件の漏出と放出だけで、原発外に出た放射性物質の総量は四七〇〇兆ベクレル(東電の試算)に達し既に上限値 の二万倍を超える。試算に対しては、国内外の研究機関から「過小評価」との異論も出ている。
十二月月四日には、処理済みの汚染水を蒸発濃縮させる装置から、二六〇億ベクレルの放射性ストロンチウムを含む水が海に 漏れ出した。
さらには、敷地内に設置した処理水タンクが来年前半にも満杯になる見込み。この水にもストロンチウムが含まれている。
東電はできるだけ浄化して海洋放出することを検討しているが、漁業団体の抗議を受け、当面は放出を見送る方針だ。 hoan

保安院は事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で漏出を止められる状態にない「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。
「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は「これからの議論」とあいまい。
今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという」。

「保安院全員アホ」・・・。

kim連日シバれる、シバれるとぼやいていたら、一気にHOTなニュースが飛び込んできた。
なんと「キム・ジョンイル」大将軍様がご逝去なされたとのこと。
正確には何日に亡くなられたのかはっきりしないらしいが、「それとは関係なく?」17日と19日に、かの国から日本に向けてミサイルを発射してくれたようだ。
まさか打ち上げるときに「マンセー!」とかいってたんでないべね。
それにしてもステルスだF35だのいってても、ミサイルひとつ防げないってどうよ?
いくら円高だっていっても一機100億以上も出して買う必要あるんだべか?

で、被災者にはひとり八万五千円ってか。
本格的な冬は来るは、猶予期間が終わって流されてしまった車の税金や、住民税の請求は来るわで被災地はとても年を越すどころの騒ぎじゃないらしい。
おまけに野田メ・アカンターレは追い打ちをかけるように、消費税やTPPの推進にお忙しい。
これで消費税でも上がった日にゃ、いよいよ北海道独立でもしなきゃやっとられんわ。

そういえば以前面白い記事を見かけた。

fyretino今年の九月に「ローマの東約70キロ、フィレティーノ村(人口600人)が、国の緊縮財政策の一環として小村廃止が浮上したことに反発、「独立」と「独自通貨導入」を目指す方針を表明した。」

「伊政府は8月中旬、全国の約2000の人口1000人未満の村を統合し、補助金を減らす案を示した。村長(45)は耳を疑い、「小村独自の文化や方言が絶える。認められない」と「独立方針」を表明した。
 リゾート地の村は、冬休み中なら5000人超のスキー客らが定宿を取る観光名所。水や森林資源もあり、「独立しても財源はある」と計算できた。
村は独立後の君主を探して旧伊王家の子孫に接触。
独立後の新通貨「フィオリート(『花盛りの』の意味)」の試作も始めた。」

なんとも興味深い記事だ。
とくに「君主を探して」というところが面白い。
やはり「国」には「象徴」が必要だ。
しかも人口600人だと。
人口550万人、食料自給率200%以上もある北海道ならりっぱな国になるんでないの?
さてまずはどこからか南朝の末裔でも探しだしてきて、北海道独立だ!
それともシャクシャインの子孫の方がいいか・・。
syaku

yukiいやぁ、シバれたシバれた。
昨夜お客さんを送り出すときに入ってくる冷気ときた日にゃ、冷凍庫のドアを開けたみたいだったわ。
まだ冬も始まったばかりだっちゅうに、冬将軍はすっかり本気モードらしい。
おまけに雪の方も容赦ない。
ここいらは少しマシとしても、岩見沢のあたりはシャレにならん積雪量だ。←
おまけにインフルエンザも流行すると、お国が宣言してくれた。
風邪とギックリ腰に気をつけて、なんとか春を迎えたいもんだ。

お国が宣言してくれたといやぁ、本日めでたく福島の原発事故が「収束」したということだ。
いやぁ、めでたいめでたい。
「福島の復興なくして日本の復興なし!」。
さすが国民目線の民主党
これであとは30年かけて廃炉にすれば一件落着だ。
もっとも世界中のメディアはどこひとつとして信じていないようだが。
ま、マニフェストもひとつとして守れないくせに、その場しのぎの大口を叩くイカサマ政権。
信じろってほうが無理だ。
yoshida
放射能との因果関係は考えにくい」ガンで、治療中の吉田所長は「30年なんてとんでもない!300年かかっても廃炉なんて出来っこない」といったとか。
ま、東電側としちゃ諸々の責任をおっかぶせて、この世からいなくなってほしい人間のいうことなんざいちいち気に止めるわけもない。

国民目線、被災者救済を第一義としている野田政権。
なんでもこの寒空の下、仮設住宅の暖房は二の次三の次らしい。
暖房器具の設置は宮城県で8.5%、福島県で28.2%。
暖かい官邸でのほほんと「消費税増税は不退転の決意!」なんてぬかしているうちに、今度は凍死者が出るんでないのか?

折もよく原発事故は収束したことだし、これからの国会や復興会議は福島の野外テントの下でやってくれや。
放射能まみれの雪でもかぶれば、どじょっこも少しは冬眠から覚めるんじゃないのか。

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indy1101なぜかこの時期の恒例になってしまった「天然奇面物」、奈良からやってくる大衆ソウルフード・シンガー「インディー歳末お助け歌謡祭」。
一年のライブの締めくくりをこれで〆ていいのかと毎年思うのだが、笑いながら一年を振り返るのものもいいかと、ますます巨大化する図体を見ながら無理やり納得した。

さてトイレに貼ってあるディラン・ライブ年表をみると、初めてインディーがディランにやってきたのは1995年1/20となっている。
するってぇとざっと数えても15年以上の付き合いになるわけだ。

最初からこのような白塗り、着流しスタイルだったわけではなく、ごく普通?な顔のでかいフォーク・シンガーだった。
歌も声も悪くないし、いい曲も書く、おまけにギターもきちんとしている。
しかし、弱点はなんといっても極度のあがり症。
それを克服するために大衆演劇の舞台を踏むなどして、たどりついたのがこのスタイルらしい。
毒を食らわばナントヤラで、ディランのライブCDまで作ってしまったからには、最期まで見届けようかと思っている。

さて今回のライブ、インディー初体験という奇特なお客さんがかなりいた。indy1102
想像をはるかに絶する巨顔に最初は怯えていたようだったが、意表をつくシルキー・ヴォイスと噛みまくるMCにすぐ慣れたようだった。
曲の方はよくいえばバラエティに飛んだ、というか幕の内弁当を豚汁の中にひっくり返したような豪華な選曲。

近年充実?してきた食べ物シリーズも「ラーメン・サンバ」「ママの麻婆豆腐」「赤いウインナー」「増毛海老音頭?」と怒涛のラインアップ。
一体どういう路線を歩むのかサッパリつかめないが、これはこれでもう致し方ないとしかいいようがない。

そして今夜の白眉は究極のやっつけ曲「ガタタンのテーマ(仮題)」
観音様から星の降る里まで織り込んだ歌詞は、たいそうその夜のお客さんの心に染み渡ったようだ。
もしかすると来年はこの曲を踏み台にしたインディーの快進撃が始まるかも・・・。

てなことで今年のライブ納めも無事終了
今まで一度もインディのライブを観たことのない人は、ぜひ一度ご覧になって下さい。
生きる希望のようなものが湧いてくることもあるかも・・。
不安な方は下の写真のお客さんの顔を見てもらえば、どれほどのものかは想像が付くと思います。
LET'S 怖いもの見たさ!
indy1103
この日、初めてインディーを見たジェイさんのブログ。

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