泥酔亭の成り行き日記

2015年11月

P1090432今回のROLLY独演会は30人限定だったので、あらかじめ座る場所はこちらで決めさせていただいた。
といっても、一番遠い場所でもホールコンサートの最前列みたいなものだ。
30人も入るとさすがに店内は熱気でムンムンする。
そんな熱気が入念に合わせてあったチューニングを微妙に狂わせていたとは、さすがのROLLYさんも思ってもいなかったに違いない。
さっそうと登場し、いざ!演奏開始・・・と気合を入れた途端「すいません・・もう一度BGM流してください」といってチューニング開始。
で、仕切り直しのあとライブは始まったのだが、途中で当人曰く「最初はかっこよくキメようと思ってたんですが、あのチューニングのダメージがまだ残っています」とか。
rolly01なかなかに繊細なお人らしい。

「皆さん方の中に平成生まれの方はおりますか?」と、聞いたが今回のお客さんはみんな昭和生まれらしい。
「それでは今夜は昭和どっぷりでお送りしましょう」と、出るわ出るわ、昭和の名曲、珍曲の数々。
「真夜中のギター」「ルパン三世のエンディング」「ひみつのアッコちゃん」「荒城の月」「ラヴィアン・ローズ」羽生結弦でおなじみの「パリの散歩道」・・・。
新譜からも外道の「ビュンビュン」サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにお願い」モップス風の「たどりついたらいつも雨ふり」など盛り上がる盛り上がる。
CUeoHboUAAEABC2とくに本人もブログで「芦別ディランにご来場下さった皆様ありがとう御座いました(^-^) 降りしきる雪をバックに演奏する四人囃子「空と雲」の、何とも味わい深い光景は自分史の中で永遠に語り継がれるでしょう!」と書いているほど、照明を落とした窓の外に見える雪が、まるでギターに合わせてダンスしているような幻想的なひとときだった。
10分ほどの休憩の後始まった第二部もいっそうテンションが上り、しまいにはお客さんと抱き合ってダンスまでする始末。
のちほどマネージャーさんからも「ROLLYさんを担当して10年になりますが、お客さんと抱き合ってダンスしたのは初めて見ました(笑)」というメールがきた。
P1090431そして怒涛のアンコール。
「やれといわれれば・・・いわれなくても、いつまでも弾き続けますよ」という言葉通り、なんと一時間に渡っての大熱演。
いままでダブル・アンコールはあったけど、一時間以上のアンコールは初めてだ(あたりまえか)。

さすがに当人も「キリがないので最後の曲にします」といって選んだのは、なぜか千葉県知事の往年のヒット曲「 さらば涙と言おう」。
そのあとCDやグッズの販売、サインや記念撮影をして、札幌へ旅出ったのはもう日付も変わる頃だった。
なんとも長く濃くもすばらしいライブだった。

サンキュー、ギター・クレイジー(当人曰く)。
またぜひ来てくださいね。

ROLLYさんも初めて訪れる異郷「あしべつ」gataあらかじめネットで十全に情報収集してきたらしい。
いくら北海道の真ん中にあるとはいえ、辺境のにおい満開の町である。
そりゃあ不安にもなるわなぁ。
予想よりも早く着いてしまったので、道の駅でガタタンラーメンとチャーハンを食し、雪を眺めながらとうきびアイスでクールダウンさせ、さらに芦別を代表するスーパー健康昆布飲料「タングロン」すらも体験してきたという。
もうこれ以上オススメするものもないので、リハーサルに全力をつくすことにした。

hqdefault年齢的に同じような音楽を聴いてきた世代らしく、リハーサルで演る曲のどれもがジャストにハマる。
「芦別の方では"どうしてるかな?"、"元気かな?"ってどういう風にいうんですか?」というので「"どうしてるべか?"だべか・・・」というと、「"どうしてるべか・・?"・・バッチリです!」という。
で、始めた曲がスパイダースの1970年のヒット曲「スーパーエレクトリックおばあちゃん」。
歌いだしのリフレインが原曲では「どしてらべな?」なんだけど、それを芦別風に「どうしてるべか?」に変えたんだが、あまりに似すぎていて逆に効果なかったんでないべか・・。
151017_04こんなどちらかというとマニアックな選曲の数々だったが、こちらが全曲知っていると大喜びで「やっぱり知ってましたか!」と次々と面白い曲が飛び出してくる。
まるで音楽の宝石箱やぁ!

意外だった(ほとんど意外な曲ばかりだったが)のは、吉田拓郎の曲を三曲もチョイスしてたことだった。
しかもデビュー・アルバムから「男の子・女の娘」、「人間なんて」から「たくろうちゃん」、「御伽草子」から「たどりついたらいつも雨ふり」という選曲。
663331拓郎はやっぱり初期ですよね〜」といって、「"たくろうちゃん"って少し変えるとグラム・ロックになるんですよ」と、弾き始めると、キチンとTレックスに聴こえる・・・知らなかった。
そういえばROLLYさんの新譜「70年代の日本のロックがROLLYに与えた偉大なる影響とその影と光」というサブタイトルも拓郎の「準ちゃんが吉田拓郎に与えた偉大なる影響」から来ているような気がする。
ルパン三世もファースト・シーズンの音楽がサイコーです」といって弾いてくれたり、「こういうのウケますかね?」といって「虹と雪のバラード」まで弾いてくれた。
初めて来る芦別のために、道民ウケするような曲をセレクトしてくれるとは、なんたるサービス精神旺盛な人ですこと。

底の見えない引き出しの中からどれだけの音楽が飛び出してくるものか?
ドキドキしながら、いよいよ本番の時間がやって来た。
・・・またまた長くなりそうなんで・・続こうっと。


rolly1501昨夜の「ROLLY独演会」には市内外から限定30人のロック・フリークが集まってくれた。
とつぜん舞い込んだ独演会の話・・・なんでROLLYさんが芦別に来るんだべか?と、大いに疑問だった。
初対面のミュージシャンと会うのは、いつでもかなり緊張するものだ。
業界ノリ満開のキッチキチの人だったらどうしようかとか、無愛想で偉そうな人だったらどうするべかなどと、色々なことを考えてしまう。

っんなことを考えているうちに、約束の時間になりROLLYさんがやってきた。
満面の笑みを浮かべて「ROOLYです。はじめまして〜お世話になります」。
ああよかったわ〜、よさそうな人で・・。
P_20151121_181548_LLマダムなんざ会うまで「ROLLYさんってよく知らないし・・」かなんか言ってたのに、本人をみた途端「わぁ!本物だ」と叫びだす始末。
「はい、本物のROLLYです」と、一気に打ち解けたムードになった。

ROLLYさんによると、一年に一度はケーヤン(ウルフル・ケイスケ)とライブをやるようで、そこでディランのことを聞いたということらしい。
つくづく人の縁というものは、不思議なカタチに結びついているらしい。
P_20151121_230915いい縁がつながっていくには、一つ一つの縁を大事にするからつながっていくのだろう。
いままでの多くの出会いに今さらながら感謝したい気分だ。

でもって、リハが始まったんだが、昨今のギター周りの進化には目ん玉が飛び出るほど驚いた。
ギターシンセだというが、一本のギターから女性コーラス、ストリングス、効果音など様々な音が弦を弾くたび飛び出してくる。
うまく使いこなすには、かなりなテクニックが必要なようで、「うーー、難しい!」とかいいながら、絶妙な効果を演出していた。

とにかく自他ともに認めるギター・クレイジーというのもうなづけるぐらい、リハーサルでもずっと弾きっぱなし。
曲もジャンルの枠など簡単に飛び越え、ロックから歌謡曲、ブルース、シャンソン、アニメソングなど脈絡なく飛び出してくる。
「ボクはあらかじめ選曲しないで、お客さんの顔を見てから決めるんです」といっていた。
今夜のお客さんの顔ぶれからどんな曲が飛び出すことやら。
そしてその本番はというと・・・・。
長くなりそうなんで、つづく。

P_20151121_181522

sakeこのあいだ「勝手に神仏習合」とは違うお客さんが来ていうことにゃ、自宅に戴き物の酒がゴロゴロあるという。
奥さんと二人暮らしだが、奥さんはほとんど酒は飲まないし、自分も自宅では晩酌もしない。
で、けっこうな量の酒が手付かずで放置されている。
しかもそれなりの人なので、高価なものや珍しいものが多いらしい。
すると一緒に来ていたもう一人のお客さんも「そういやぁウチにも戴き物の酒、いっぱいあるなぁ」と言い出した。

そんな話をしていたら、もうかなり昔にディランで、「持ち込みパーティー」なるものを開催したことを思い出した。
出席するメンバーそれぞれが、酒とつまみを最低一品ずつ持ち寄って、飲みかつ喰らおうではないかというものだった。
まだ人も多くいた頃だったので、たくさんの人が集まり大いに盛り上がった。
たしか二、三度やった記憶がある。
開店したての頃だったので、お客も若くて貧乏なのが多かったから、会費も取らずに「騒げりゃいいや」ってなノリでやったので、毎度したくと後片付けが大変でそのうち自然とやらなくなってしまった。

a5813293その話をすると二人とも大乗り気で、ぜひそれをやらないかと盛り上がった。
以前のように多くの人間を集めないで、ほんの内輪でやれば、それほどしたくや片付けも大変ではない。
いちおう会費のようなものを取って、ちょいとしたゲームをやってその景品代に当てるのもいいんではないかとドンドン話は広がっていった。

酒や肴は別にいただきものである必要はない。
これは!と思うものを一品ずつぶら下げてくればいい。
高価でなくても珍しい酒なども座が盛り上がっていい。
まず最初は少数のお客さんに声をかけて、一度やってみるべか。

・・・なんてことを話した数日後、「勝手に〜」の二人がやってきて、「鮒寿司」や「クサヤの干物」など臭くて美味いものをお取り寄せして、呑みたいと言い出した。
ふたつのアイディアを合体させるのは難しいべなぁ・・。
3850505928_a330968af7

someこのあいだ常連の二人組がいつものように来てくれて、いつものようによもやま話に花を咲かせていた。
二人とも話題は幅広く、ちょっとしたきっかけであちこちへ飛び火するので、聞いていても楽しい。

ってなわけで、その日はなぜか宗教の話になった。
飲み屋では基本ご法度な話題だけど、二人とも「ホトケほっとけ、カミかもうな」の人たちなので、間違っても宗教批判などにはならない。
Iさんが突然「そういえばこのあいだこいつの家に行ったけど」と、隣に座るYさんの家のことを話しだした。
Yさんの家の仏壇が変だというのだ。
Yさんの家はそうとう古くからあるとても大きな家で、近ごろ意を決して大掃除をし、奥の部屋にあった仏壇をお参りしやすいように、茶の間に持ってきた。

butsuそこで遊びに行ったIさんの目に止まったのだが、その仏壇・・なんとふつう本尊などの掛け軸がかかっている正面の部分に、神棚がきれいにハマっているというのだ。
もちろんその神棚には、御神鏡などの神具もちゃんと備えられている。
仏壇になにかの勘違いで、神具を置いているというのではなく、きちんとあつらえたように神棚が収まっているらしい。

だれがいつどんな目的でそんなことをしたのか、当のYさんも知らないという。
聞いたところ宗派は、浄土真宗のウェスト・サイドで、お参りに来た住職からは何もいわれたことはないという。
Iさんが「お前んちの仏壇、絶対におかしいぞ!」というと、「そんなのだれが決めたんだ?」とYさんはいうが、いくら宗教に無頓着とはいえ、仏壇と神棚の合体はあきらかにおかしい。
もしかして宗教のハイブリッド化?415241

Iさんに「直してあげたら?」というと「気味悪いから嫌だ」という。
もしかしたらお参りに来た住職も「さわらぬ神にたたりなし」と思って無視してるんだべか。
しかも神と仏のダブル祟りなんて怖すぎる。
それにしても、一度見てみたいけど近づきたくないので、Iさんに「写真に撮ってきて」と頼んだけど、それも「いやだ!」といわれた。
Yさんも「オレも嫌だ」といってるし・・。
うーーそうなるとよけいに見てみたい・・・でも祟られたら嫌だし・・・いっそドローンでも飛ばしてやるか?

Yさん、それまでそのままにしておいてね。

このページのトップヘ