泥酔亭の成り行き日記

2016年06月

201604190020066/26に復旧予定だったサーバーが、またもや予定を延ばして、今度は7/3に延びたとか・・・。
借金の言いわけじゃあるまいし、こうダラダラと日延べされたら、いくら歳とともに気が長くなったと言っても限度ってもんがある。
このサーバーは放っておいて、新しいサーバーに移行することにした。

でもって、色々と探したところ適当なのが見つかったので、さっそく登録して移行作業開始。
WinSCP_13HPのデータはパソコンに保存してあるので、FTPソフトをダウンロードして、無事お引越し完了。
といっても、FTPの設定もひさしぶりだし、初めて使うソフトなのでなかなかに手こずって、ほぼ2時間ぐらいかかってしまった。
新しいアドレスは、http://dylan61.webcrow.jp というまことにシンプルなもので、割と気に入っている。
FBだけで告知したので、わからない人もいるかもしれないが、Googleにも登録したし、そのうち今までのサーバーが復活したら、「移転しました」ってんで、新しいアドレスを載せればいい。

ってことで、しばらく手を付けられなかったこのブログも、おいおい再開できそうだ。
ライブの事や、旅の続きなど、書きたいことは色々ある。
それにしてもあのサーバー、いつ復旧することやら・・。
まったくやれやれだぜ。
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14日から極端にアクセス数が減っているので、なんでだべか?いよいよ飽きられたべか?とか、思っていたら、なんとディランのHPが見られなくなっている・・・。
サーバーのメンテナンスかなにかかと思っていたら、何日たっても復旧しない。

tok2のページに行っても、これといった情報はない。
で、なんとか探してみたらやはりサーバーの故障らしい。
最初は19日に復旧予定だったのが、いまは26日になっているが、これもどうなることやら。
いっそのこと、別のサーバーに移転しようかとも思っているが、手間を考えると気が重い。
店の方の音響設備も、入れ替えなければいけないようだし、そっちの方にも莫大な時間がかかる。
とりあえず26日まで待ってみるとするか。

「当初の復旧見込みを大幅に過ぎておりますことをお詫び申し上げます。
引き続きデータ復旧を行っておりますが、膨大なデータ量の移行に時間を要しております。
現在のデータ復旧(データ移行)状況を確認しましたところ、
バックアップサーバーからのデータ転送には更に時間がかかる可能性が出てきました。
大変申し訳ございませんが、もうしばらくデータの復旧に時間を要するため、
復旧見込み日を6/26日に訂正させていただきます。
(データの転送状況により、復旧見込みが前後する可能性がございます)」
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IMG_0949大原美術館を出て、広い道路の向こう側を見ると、パンフで見た白壁が立ち並んでいる。
これこそが美観地区に違いあるまいと、足を踏み入れたとたん、タイムスリップしたかのような空間が広がった。
資料によると、このような町並みは寛永19年、幕府の直轄地である天領になってから作られていったとある。
天領に暮らす者は、税が軽かったり、禁漁期がなかったりと色々優遇されていたという。
倉敷の町がもつどこかのんびりした優雅な風情は、そこから生まれたのかもしれない。

ってなことを思いながら、「消防団の建物まで白壁なんだ・・」とか「おおっこれが生のなまこ壁か!」などとつぶやきながら美しい町並みを散策していると「阿智神社」の看板を発見。
その小路を歩いて行くと、長い石段の前に出た。
立て看板を見ると「米寿坂 八十八段」と書いてある。
IMG_0952たかが八十八段ぐらいどうってことはあるまい、と登り切ったら、待っていたのは、またまた長い石段。
そこには「還暦坂 六十段」の無情な文字・・・。
ええいっ!あと数年で還暦を迎えることだし、望むところだってんで、一気に駆け上がる。
・・・と、そこに待っていたのはダメ押しの「厄除け坂 三十三段」だった。
最初の勢いもどこへやら、ほうほうの体で頂上に着き、やっとのことで参拝。
ここから眺める倉敷の町並みは壮観だった。
この風景だけでも、登ってきた甲斐があった・・と思うことにした。

軽い気持ちで考えていた阿智神社の苦行のような階段登り
胸のカラータイマーは鳴りっぱなしである。
早くアルコールパワーを充填しなければ・・・。
ってんで、フラフラになったわれわれは夜の町へと繰り出した。
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hello自主レーベル「Hello」から、New Album「Hello」を発表したローリング・ピアノマン「リクオ」が、今年もやってきた。
新しいアルパムのコンセブとは、ずばりPop!
リクオが今まで聴いてきた、数多くのPop Musicに対するリスペクトがたっぷり詰まった弾けるような一枚だ。
前作「Hobo House」は、自然の中に流れる風のような優しいイメージのアルバムだったが、今作は街の雑踏の中を踊りながら、駆け抜けているような華やかなイメージであふれている。

MCで言っていたが、リクオがディランに来るようになって、今年で18年だという。
hobo-house移転する前の狭い店にエレピを置いて、ライブしていたのがついこの間のようだ。
「移転したら、リクオのために必ず生ピアノを入れるわ」といったら、嬉しそうに「ほんまですか!」と喜んでくれた。
スケジュールの都合で、このピアノの演奏第一号は、シカゴのブルース・ピアニスト「アリヨ」に譲ってしまったが、それからはずっとリクオがこのピアノを弾いている。

このあいだのライブでも、いかにもリクオらしい軽やかで、跳ねまわるようなピアノが聴けた。
一曲目「マウンテン・バイク」の歌詞のように、♪ 歳食うほどに ハメ外し 図に乗り 近頃煮詰まりだしてる世界 ♪ を、笑わせてくれた。
P1090491新しいアルバムからもたくさんの曲を披露してくれたが、前に進むことだけじゃなく、振り返ることも大切だという「Look Back」は心に沁みた。
ポジティブに肩を抱き合って、さぁ歩こう!みたいな人生応援ソングばかりがやかましい世の中で、立ち止まろう、うしろを振り向こう 残してきた足あとにたくさんのヒントが転がっているはず、と歌う。
なにもかもなかったことにされてたまるか!という気持ちは、「ありがとう サヨナラ原子力発電所」にも通じるリクオからのメッセージだ。

最後はリクオの原点ともいえる、清志郎との共作「胸が痛いよ」をお客さんのリクエストに応じて歌ってくれた。
今はいない清志郎の姿が、浮かび上がってくるような名演で、ライブは終わりを告げた。
二年後は、リクオがディランに来てから20年。
なにか楽しいイベントでもやりたいものだ。
それまでお互い元気でいようぜ!

P_20160519_064323倉敷の観光課から送られてきたパンフの地図によると、目指す「大原美術館」はこのホテルのすぐそばにあるらしい。
でもって、そのまわり一帯に美観地区なるものが広がっているようだ。
さらによく見ると「阿智神社」という宗像三女神を祀ってある神社が、美観地区の真ん中あたりに鎮座ましましている。
芦別神社の隣に生まれ育ったせいか、神社を見るとお参りをしたくなる。
ついでといっちゃなんだけど、ここにもお参りしようということになった。

さて倉敷駅からまっすぐに伸びる広い道を、少し下るとすぐに大原美術館に着いた。
入り口で入館料1,300円を支払い、さっそく目に飛び込んできたのは、パンフでもよく見かけるロダンの彫刻。
いきなりの大物の登場にちょいとビビる。
が、中に入ってみると、名だたる巨匠たちの作品がこれでもかと並んでいる。
美術館の目玉とも言えるエル・グレコを始めとして、ルノワール、セザンヌ、ピカソ、モネ、ドガ、ゴーギャン、マティスにルオー、しまいにはカンディンスキーやウォーホル、ジャクソン・ポロックなどの現代絵画もある。
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それほど詳しくない自分たちでも、さすがに知っている名画ばかりだ。
IMG_0918最初は「これがあの作品の原画か・・」と、いちいち驚いていたが、途中からはただポカンと口を開けて、ありがたく拝見させていただいた。
こういうのをまさに眼福ってんだべね。

われわれの得意技ともいえる、「勝手にツアーガイドの説明を聞く作戦」で、色々な情報を補足する。
それによると、ここのほかに分館というものがあり、さらに陶器館、版画染色館、東洋館、児島虎次郎館などがあるらしい。
残念なことに、児島虎次郎館は休館だというが、ほかも観なければってんで、ちょいと急ぎ足でそれぞれを廻ったが、そこでも熊谷守一、岸田劉生、河井寛次郎や棟方志功などがいきなり現れて、思わず立ち止まってしまう。
こりゃあ、じっくり廻った日にゃ、一日かけても終わらないべね。

ってなことで、なんとか2時間ぐらいで切り上げた頃には、作品のパワーに当てられてフラフラになってしまった。
こりゃあ、早いとこお参りをすませて、アルコール・エネルギーを充填しなければ・・・。
で、神社に向かって歩き出すと、そこには絶景の美観地区が広がっていたのであった。
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