泥酔亭の成り行き日記

2017年09月

shimi_faceいつ頃からかは憶えてないけど、右の肩甲骨の下の脇よりのあたりに、1.5cm程度のの焦げ茶色のアザがある。
鏡で見ないとわからないようなところなので、ふだんは気にもとめてなかった。
それがこのあいだ風呂に入っている時にぐうぜん手が当たったら、なんとなく表面がざらついて、盛り上がっている気がする。
以前はただのシミのようなものだったので、こんな風にはなっていなかったはずだ。

そのときふと、以前芦別にいた外科医の言葉が蘇った。
一緒に酒を飲んでいる時に、「なんのガンが怖いっていって、メラノーマが一番怖い」と言っていた。
u4DSY_2B「メラノーマ」とは皮膚がんの一種で「悪性黒色腫」ともいう死亡率の極めて高いガンだ。
その外科医の話では、「下手にいじるとあっという間にあちこちに転移して、手に負えなくなる」という恐ろしい代物だ。
体中のどこにでも出来て、傷みもかゆみもないから、気がついた時には手遅れということが多いらしい。

さてそうなって、ネットで色々調べてみると、どれもこれもが当てはまるように思えてくる。
どう考えても何十年も前からあるので、それが今ごろになってメラノーマになるなんてことはあるまいと調べると、7、8年前からのシミがある日メラノーマに変わっていて、気がついたらステージ4でした!なんて、恐ろしい書き込みもある。
勝手な思い込みであれこれ考えていてもしかたがないので、総合病院の皮膚科で診察してもらうことにした。

g154820ネットによると検査と言っても、「ダーモスコピー」という拡大鏡のようなもので、見るだけなので時間もかからず痛みもないらしい。
朝早く起きて「生前贈与」「身辺整理」「遺言状作成」「各種保険申請」「辞世の句」etc...など色々なことを考えながら病院へ向かった。
一週間に2日しか診察日がないこともあって、皮膚科は押すな押すなの大にぎわい。
午前中の予約だけでも100人近い。
「こりゃあ医療費が四兆円突破するのも無理はないわ」なんて考えながら待つこと三時間半。
もうメラノーマも生前贈与もどうでも良くなった頃、ようやく呼ばれて診察開始。
診察一分弱で、結果は無事セーフ。
「大山鳴動して鼠一匹」・・・ただのシミでした。

ま、それにしても疑わしいところがあったら、すぐに専門医に診察してもらったほうがいいね。
なにしろ身に覚えは山ほどあるんだし・・。
_AC_UL320_SR200,320_
中にゃこういうことをいう人もいるみたいですが・・・。

zuk9/3の「ミュージック・ハーベスト」、一週間後の9/10「パンタ・ライブ」が終わったと思ったら、どうも夏も一緒に終わってしまったようだ。
日が差すと少しは暖かいが、雨なんぞ降るとぐっと冷え込む。
おかげで大雪山の紅葉も一気に進んだようだ。

ハーベストで一番心配だった天気も、台風がそれてくれて、朝からいい天気。
心地よい秋風の中、素晴らしいライブを楽しむことが出来た。
どのバンドもよかったが、今回のハイライトは初出演の「ズクナシ」
女性3人の編成だが、ゴリゴリの本格的なソウル・ミュージックで会場を沸かせてくれた。
歌よし、リズムよし、パフォーマンス最高で、さすが三宅伸治さんが目をかけただけのことはある。

zukubaby2017-001ボーカルの出産のため、一時活動を休止していたが、出産後三宅伸治プロデュースでアルバムを制作。
一緒にツアーを回ったりしている。
今回も三宅さんが保護者のように付き添っていた。
もちろんステージでも、ギターはもちろんマンドリンも弾いて盛り上げてくれた。
YOU TUBEで事前に調べてはいたのだが、やはり生の迫力は格別なものがあった。
お客さんはもとより、スタッフたちも気に入ったようで、「ぜひディランで呼んでください」と何人もにいわれた。
打ち上げで当人たちからも「こんどディランでライブやらせてください」といわれたので、いずれライブが実現するかもしれない。

pantaそして去年に続いてのパンタ・ライブ
「ラブ・マイナス・ゼロ」「マイティ・クイン」「アイ・シャル・ビー・リリースト」と3曲もディランの曲をカヴァーしてくれた。
頭脳警察の硬派なイメージとは違い、なんとも気さくな人で、アンコールでは「これでパブリック・イメージは終了!もうあとは好きな曲歌わせてもらうね」とキャロル・キングの「Will You Still Love Me Tomorrow ?」やドリフターズ(いかりやさんの方でなく)の「Mexican Divorce」なんて珍しい曲を歌ってくれた。
打ち上げでも楽しい話を色々と聞かせてくれて、残ったお客さんたちも喜んでくれた。

ってなことで、2つの大きなイベントが終わり、かなり「燃え尽き症候群」状態だ。
そこへもってきて、マダムからは「いつ旅行に連れてってくれるの?!!」と連日矢のような催促。
燃えカスにもう一度火をつけて、もう少しがんばるか・・・。

このページのトップヘ