泥酔亭の成り行き日記

2017年10月

img_0秋雨前線で滞在中ずっと雨の予報の出ている静岡へ向かって、朝の四時半に家を出た。
この時期の四時半といえば、まだ真っ暗闇
少し迷ったが、いつもどおり国道452号線で、三笠を通って千歳まで行くことにした。
この時間だと道路はほぼ貸切状態
心配なのは、動物の飛び出しぐらいなものだ。
・・なんて考えているそばから、西芦を超えたとたん、いきなり鹿が飛び出してきた
あわてて急ブレーキを踏んで、間一髪追突は免れた。
山ん中ならともかく、こんな人の住む近くに鹿が飛び出してくるとは・・・。
狐や狸とちがって、あんなどでかいものにぶつかっちゃ、旅行もへったくれもあったものじゃない。
いっぺんに目が覚めたわ。
(注 写真はこの時のものではありません)
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ってなことで、その後はなにごともなく、無事千歳に到着。
パーキングに車を預けて、機上の人となる。
セントレアは、2005年伊勢神宮に行ったとき以来、2度目になる。
国際空港ってだけあって、たいそう立派なもんだ。
今回の予定としては、浜松で一泊して翌日レンタカーを借り、三島で二泊してまた戻って浜松に一泊という行程だ。
最初は熱田でレンタカーを借りようとも思ったが、ずっと運転だと昼酒が飲めない。
三島に向かうには、一度熱田まで行かなきゃならないし、熱田から焼津まで行ってそこで一泊しようとも思ったが、帰りの飛行機の時間を考えると浜松あたりが妥当ということになった。
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で、名鉄特急に乗り熱田神宮前駅に到着。
晴れた日なら窓の外を眺めるのも楽しいが、いかんせん窓の外は雨に煙る工業地帯。
風情もなにもあったもんじゃない。
そぼ降る雨の中、草薙の剣が納められているという熱田神宮を参拝
「この雨だし空いてるんじゃない?」というマダムの予想は見事に外れて、日曜日の熱田神宮は大勢の参拝客で溢れかえっていた。
意外だったのは、これだけ有名な神社だってのに、尾張の一の宮ではない
それどころか、三の宮という扱いだ。
今度ゆっくりと調べてみよう。

旅の無事も祈り、さっさと浜松に行って酒でも飲んでやるかと駅に向かったら、「ひつまぶし」の旗が目に入った。
なるほど、浜松もうなぎの本場だが、ここ名古屋にもひつまぶしっていう、どえりゃあうみゃあもんがあるでにゃあか!
しかも酒の肴にもええし、腹もふくれるでよ。
考ぎゃあたら朝からなにも腹に入れとらんでね、ここで昼飯いうことにしよまい。
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IMG_0920いつもはG.W明けあたりに行っていた研修?旅行
去年は5月に倉敷から小豆島あたりをうろついた。
いつもはそれで終わりなのだが、9月にも希望と太陽のロックフェスに参戦するために、九州にも初上陸した。
で、今年はいつ、どこにすると雪解けの頃からマダムにせっつかれていたが、知人が亡くなったり、ライブが重なったりして、なかなか決められなかった。

いつものG.Wを過ぎたら、あっという間に夏が来て、お盆を過ぎたらハーベストなどで忙しくなり、パンタさんのライブ、ディランの34周年、タマ伸也ライブと、今日まであっという間だった。
そのあいだ、マダムにチクチクと責められながら、さてどこに行ったもんだべか?と、毎日トイレの壁に貼ってある日本地図を眺めていた。
が、いよいよ決まらないし、いつもの格安ツアーのHPをチェックしても、これといったものが見当たらない。

そこで、ツアーはよすことにして、お客さんから聞いた格安航空チケットのサイトで、チケットを手に入れることにした。
そして、宿泊はこれまたお客さんから聞いた「トリバゴ」とやらのサイトで検索。
このサイトは、ふと思いついたホテルを予約しても、ギリギリまでキャンセルが出来る。
ってなことで、北海道からの安いチケットが見つかったのが、中部国際空港
ここから西へ行こうか、東に行こうか、はたまた北へ向かおうかと試行錯誤。
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そこでふと思いついたのが、日本一のお山「富士山」
遠くから眺めたことはあっても、そのお姿を間近で見たことはない。
せっかく世界遺産にも登録されたことだし、ちょいとお祝いに伺うってのもいいかも。
ってことで、今回の研修旅行は「富士山」に決定!
あれこれと情報を集めたあと、ふと静岡地方の天気予報を見たところ、滞在中ずっと雨のつれない予報。
ふだんあまり耳にしない「秋雨前線」とやらが、悪さをしているようだ。
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ま、「晴れてよし、曇りてもよし 富士の山 元の姿は変わらざりけり」とやら。
雨の富士山もまたオツなものであろう。
ってなことで、行ってきまーす!
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large残暑を楽しむ間もなく、季節はあっという間に秋に突入。
ってより、ここ数日の寒さときたら初冬といってもいいぐらいだ。
寒がりのマダムは、こらえきれずに昨夜からストーブをつけた。
まわりでも風邪を引いている人が多いけど、無理もないわ。
先週の休みなんぞは、旭川で買い物をしていたら、一天にわかにかき曇り、降ってきたのは直径1cmはあろうかという「雹(ひょう)」!
今年の冬もなかなかに厳しいことになりそうな予感がするね。

で、話は変わって10/8でディランも34周年を迎える。
30周年を記念した「ミュージック・ハーベスト」も、無事若手に引き継がれて、当初の目的は無事果たすことが出来た。
といって、さてこれから楽隠居の身の上なんていうお気楽な身分でもないので、今までと同じようにやっていくだけだ。
9c3412f6598470a0b8c08c673a3b5527それにしても、ここ数年同業者の廃業が続いている。
同業といっても、水商売の方じゃなく、ライブ関係のお店だが。

小樽のフォーク居酒屋「一匹長屋」が、昨年マスターの体調不良のため店を閉めた。
そのあと苫小牧の老舗「アミダ様」も廃業し、マスターのツルさんも亡くなってしまった。
どちらも30年を超える歴史を持つ名店だった。
それにとなり町のライブ喫茶も近々閉店するという。
そこも30年近い歴史に幕を下ろす。
ふとまわりを見回すと、ディランより古い店はほんの数件になってしまった。
もっとも知らないだけで、まだまだたくさんあるのかもしれないが・・・。
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ディランを始めるとき、お手本にさせてもらった店が次々と姿を消していくのは淋しいものだ。
が、これも世の流れ。
古いものは姿を消して、新しいものが形を変えながら生まれていく。
Times They Are A Changin' 

落ち着いたら、久々にライブハウス巡りでもしてみるか!
新しい出会いが待っているかも・・・。

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