高速バスの窓を叩いていた雨も、長崎に到着する頃にはすっかり上がっていた。
このあと数日はいい天気が続くそうだ。
ここ長崎には芦別出身のMさんという方がいて、今回夜の長崎を案内してくれるという。
芦別には高校卒業までいて、年齢は十歳近く上なので、Mさんが芦別にいた頃はまったく面識がない。
何年か前Mさんたちの同期会が芦別であり、そのときディランにも顔を出してくれ、その後電話をいただき「長崎へ来ることがあったらぜひ声をかけてください」といわれていた。
厚かましいかとも思ったが、長崎へ足を入れてひとことも声をかけないのもいかがなものかと、数日前に連絡したところ、「ぜひお待ちしています」というありがたい返事をいただいた。
同郷というだけでなんともありがたいことだ。
まずは長崎の駅前で記念撮影。
駅前には大きな歩道橋があり、その下を路面電車が走っている。
なんともいえないのんびりした空気の流れるいい街並みだ。
ひとつ難をいえば、路面電車や車の音がかなり大きく響くことか。
山が近くに迫っているので、よけい反響するんだべかね?
で、ホテルでシャワーを浴びたりしているうちに、約束の時間になった。
ロビーで待っていてくれたMさんと合流して、いざ夜の長崎へ!!
と、景色を眺める間もなく、Mさんの選んでくれた店は、ホテルから徒歩3分弱。
歩道橋を登って降りたらすぐのところにあった。
店の名は「魚店(うおだな)亜紗(あさ)」という。
いつも大勢でにぎわっていて、話しをするには少々にぎやかすぎるけど、長崎では一番美味しい魚を食べさせてくれるとMさんのお墨付きだ。
ふだんはあまり酒は飲まないとのことだが「今夜は少しつきあわせていただきます」と、いってくれたので、まずは再会?を祝して乾杯。
料理のコースはMさんがあらかじめ決めてくれていたので、すべておまかせ。
なんでも娘さんの婚礼の二次会でこの店をセッティングしたところ、奥さんに「なんで居酒屋なんて選んだの?」と責められたが、出てきた料理を見てみんなが大いに納得したという。
・・・だけあって、次から次へと運ばれてくる料理はどれもすばらしいものだった。
なかでもこちらでは食べることのない「うちわ海老」の造りのとろけるような上品な味わいに海老好きのマダムも舌鼓を打って喜んでいた。
ここはもう日本酒しかあるまいってことで、品書きを見せてもらい、長崎の地酒という「横山五十」をいただく。
これがまた芳醇なこくがあり、肴に負けないしっかりしたいい酒だった。
あとでわかったが、この酒は明日訪れる壱岐の島の焼酎メーカーが作っている少量生産の貴重な酒だった。
海老のすり身を食パンではさんで揚げた「ハトシ」という長崎名物や「ごぼうのささがきサラダ」「鯨のさえずり」「イサキ」「太刀魚」の塩焼きと次々運ばれる料理で、すっかり満腹してしまった。
「本当は明日も案内したいんですが、予定が入ってしまって・・・」と、すまなそうにいって、われわれには一円も出させずに、Mさんは帰っていった。
Mさんのおかげで、長崎の夜はたいへんすばらしいものになりました。
ありがとうございました。
さ、明日は路面電車で、長崎の町を散策だ。
このあと数日はいい天気が続くそうだ。
ここ長崎には芦別出身のMさんという方がいて、今回夜の長崎を案内してくれるという。
芦別には高校卒業までいて、年齢は十歳近く上なので、Mさんが芦別にいた頃はまったく面識がない。
何年か前Mさんたちの同期会が芦別であり、そのときディランにも顔を出してくれ、その後電話をいただき「長崎へ来ることがあったらぜひ声をかけてください」といわれていた。
厚かましいかとも思ったが、長崎へ足を入れてひとことも声をかけないのもいかがなものかと、数日前に連絡したところ、「ぜひお待ちしています」というありがたい返事をいただいた。
同郷というだけでなんともありがたいことだ。
まずは長崎の駅前で記念撮影。
駅前には大きな歩道橋があり、その下を路面電車が走っている。
なんともいえないのんびりした空気の流れるいい街並みだ。
ひとつ難をいえば、路面電車や車の音がかなり大きく響くことか。
山が近くに迫っているので、よけい反響するんだべかね?
で、ホテルでシャワーを浴びたりしているうちに、約束の時間になった。
ロビーで待っていてくれたMさんと合流して、いざ夜の長崎へ!!
と、景色を眺める間もなく、Mさんの選んでくれた店は、ホテルから徒歩3分弱。
歩道橋を登って降りたらすぐのところにあった。
店の名は「魚店(うおだな)亜紗(あさ)」という。
いつも大勢でにぎわっていて、話しをするには少々にぎやかすぎるけど、長崎では一番美味しい魚を食べさせてくれるとMさんのお墨付きだ。
ふだんはあまり酒は飲まないとのことだが「今夜は少しつきあわせていただきます」と、いってくれたので、まずは再会?を祝して乾杯。
料理のコースはMさんがあらかじめ決めてくれていたので、すべておまかせ。
なんでも娘さんの婚礼の二次会でこの店をセッティングしたところ、奥さんに「なんで居酒屋なんて選んだの?」と責められたが、出てきた料理を見てみんなが大いに納得したという。
・・・だけあって、次から次へと運ばれてくる料理はどれもすばらしいものだった。
なかでもこちらでは食べることのない「うちわ海老」の造りのとろけるような上品な味わいに海老好きのマダムも舌鼓を打って喜んでいた。
ここはもう日本酒しかあるまいってことで、品書きを見せてもらい、長崎の地酒という「横山五十」をいただく。
これがまた芳醇なこくがあり、肴に負けないしっかりしたいい酒だった。
あとでわかったが、この酒は明日訪れる壱岐の島の焼酎メーカーが作っている少量生産の貴重な酒だった。
海老のすり身を食パンではさんで揚げた「ハトシ」という長崎名物や「ごぼうのささがきサラダ」「鯨のさえずり」「イサキ」「太刀魚」の塩焼きと次々運ばれる料理で、すっかり満腹してしまった。
「本当は明日も案内したいんですが、予定が入ってしまって・・・」と、すまなそうにいって、われわれには一円も出させずに、Mさんは帰っていった。
Mさんのおかげで、長崎の夜はたいへんすばらしいものになりました。
ありがとうございました。
さ、明日は路面電車で、長崎の町を散策だ。