泥酔亭の成り行き日記

2020年01月

images1月も今日で終わり。
この時期でこんなに雪が積もってないのって初めてだ。
グレタお嬢様のいう通りこれも地球温暖化のせいなんだべか?
もっともこういう温暖化ならこちとら大歓迎だ。
ただ「アインシュタインの後継者」と評されるフリーマン・ダイソン博士は、2015年にこう発言している。
「CO2が何をするかつかめたという研究者はいますが、とうていその段階には至っていません。そもそも、植物の生育を助けて地球の緑化を進め、人類社会をも豊かにするCO2を減らそうというのは、正気の沙汰ではないでしょう。気候を理解したというのは気候学者の思い上がりにすぎません。彼らが頼るコンピュータシミュレーションなど、変数をいじればどんな結果でも出せる代物ですからね。気候変動の話は科学の目で見るとナンセンスそのものです」。

グレタお嬢様は「誰もが科学者に耳を傾け、事実を認めれば、私たち(学生)は全員学校に戻ることができる」と言っている。
彼女がいう科学者ってのは、博士のいう「思い上がった気候学者」なんだろうけど、そこらへんはどう思ってるんだべか?
お嬢様はフリーマン・ダイソン博士のこと知らないんだろうか?
こういう様々な意見が絡み合っている問題は、もっと幅広い視点で見直したほうがいいと思うけどね、感情的にならず。
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o10800702146682938572019年8月英国のプリマスから米国のニューヨークまで、ソーラーパネルと水中タービンを備えたヨットで航海して大西洋を渡ったお嬢様だけど、このとき数人の乗組員がヨットをヨーロッパに戻すためにニューヨークに飛行機で飛び、ヨットの共同船長は飛行機でヨーロッパに戻ったという。
お嬢様が乗らなくても飛行機は飛ぶんだから、素直に飛行機に乗っていけばいいと思うんだけど。
こんなパフォーマンスになにか意味ある?
しかもヨットは世界的な大富豪のロスチャイルド家がドイツの大物実業家のGerhard Senft氏に譲渡した16億4000万円もする豪華ヨット
記者から「ヨット以外にどんな安い移動交通手段を勧めるか」と問われると、「今回の旅は地球に優しい別の選択肢があることを示すのが目的。他人の行動に口出しはしない」。
そんな選択肢いちいち示してもらわなくてもいいんですけど。
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ま、子供が真剣にやっていることを少しでも批判すると、袋叩きに合うからね。
グレタお嬢様、これからもせいぜいグレないで登校拒否続けてください。
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53464671_295544731111190_2924143095236788224_n新しい年が明けたと思ったら、あっという間にもう半月が経った。
1月の末にライブをやったことはあるが、今年は12日に「ORESAMA KINGS」をやった。
スイスギターズで今まで三回ほど来てくれている夢野カブの別ユニットだ。
メンバーは日本を代表すると言っても過言ではないベーシストの早川岳晴モジョハウスなどで長く北海道のライブシーンを牽引してきたギタリストでヴァイオリニストの鈴木裕(ゆたか)だ。

もう三十年以上前になるが、新十津川の小さな公園で、早川岳晴をで聴いたことがあった。
その頃はまだ売り出し中の民謡歌手伊藤多喜雄とのデュオだった。
打ち上げでその時の話を聞いてみたら、なんでもNHKの企画で北海道の市町村をぜんぶ廻るという企画だったらしい。
その小さな公園にもろくに観客はいなく、伊藤多喜雄の歌声と早川岳晴のベースだけが響いていた。
そこで聴いたベースの音がなぜかいつまでも耳に残った。
次に早川を聴いたのは、仲井戸麗市とのデュオのDVDだった。
まるでギターやボーカルと一緒に歌っているかのような鮮烈で表情の豊かなベースだった。
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そのあともいろいろな場面で早川のベースを聴くたびに、いつかまた生で聴いてみたいと思っていた。
そこへ来たのが夢野カブからのオファー。
ついに念願かなって生で聴くことができる。
しかも自分の店でなんて夢のようだ。
さらに以前から注目していた鈴木裕の演奏も聴かれる。
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そして始まったORESAMA KINGSのライブ。
DSC01020想像をはるかに超えるベースの重厚な響き、その一音一音の存在感に圧倒された。
早川を知らないお客さんも一曲目から「このベースすごくない?」と驚いていた。
そばにあったアップライトピアノの上の小物が地響きのようなサウンドで落ちる落ちる。
そこに切り込むマシンガンのようなカブのギターとボーカル、鈴木裕の静かに燃え上がるヴァイオリン。

その日初めて父親に連れてきてもらった高校生などは夢中になって手を叩いていた。
ふだんテレビからは流れることのない、熱いライブの息吹を存分に感じたようだ。
二部のはじめには早川岳晴のソロコーナーもあり、レナード・コーエンの代表作「ハレルヤ」では渋いボーカルも聴かせてくれた。
そしてやはりハイライトは、昨年4月に亡くなった遠藤ミチロウメドレー。
「ジャスト・ライク・ア・ボーイ」から「ワルシャワ幻想」でライブは最高潮に達した。
オープニングからアンコールまで一気に駆け抜けたような疾走感のあるライブだった。
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一年のはじめから極上なライブを味わうことができた。
やはりライブは元気になる!


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