まず何にしろCDが安くなって嬉しい限りだ。
レコードを買い始めた小学生の頃、シングル盤は¥400、LPは¥2,000ほどもした。
卵が物価の優等生だというなら、レコード(CD)もかなり優等生ってことになるのか?
しかし、作ってる方としては制作費がかかる割にはそれを定価に転嫁できないわけだから、いくら作ってもその頃より儲からないのだろう。
それはそれとして、われわれにとっては安く手に入れられる方がイイに決まっている。

howrinってなことで、このあいだのジェフ・ベックの三枚組セットのように、若い頃買いそびれたLPなんぞを見つけてはすこしずつ買い揃えたりしている。

このあいだも若いころ買いそびれたシリーズとして「ハウリン・ウルフ ロンドン・セッション」を手に入れた。
お客さんに勧められて観た映画「キャデラック・レコード」でのハウリン・ウルフのすごいこと!
まるでブルース界の村田英雄って感じだ。

白人でありながらブルースの魅力にとりつかれたレナード・チェスが創り上げた奇跡のレーベル「チェス・レコード」
マディ・ウォーターズを始めとして、リトル・ウォルター、ボ・ディドリー、チャック・ベリー、エタ・ジェイムスなどブルース、R&B、ロックンロールのあふれる宝箱のようなレーベルだ。

その立役者の一人、ハウリン・ウルフが渡英したとき、地元の若手ミュージシャンとセッションしたのがこれ。
今年来日するというエリック・クラプトン、スティーブ・ウィンウッドのほか、ストーンズのチャーリー・ワッツ、ビル・ワイマンも参加して飛び切り元気な演奏を聴かせてくれる。
これが送料込みで¥640で手に入るってんだから、なんだか申し訳なくも思えてくる。
simon
ついでといっちゃなんだが、ベスト盤でしか持っていなかったサイモン&ガーファンクルも買うことにした。
五枚のオリジナル・アルバムにボーナス・トラックが何曲か入り、ジャケットは名曲「ブックエンド」を意識してか本のようなりっぱな造りになっている。

それがなぜか新品で¥2,511(送料込み)・・・。
おいおい、サイモン&ガーファンクルは気を悪くしないのか?

なんにしてもこの値段で「サウンド・オブ・サイレンス」「スカボローフェア」「ボクサー」「明日に架ける橋」などの名曲が、素晴らしい音質で聴くことができるのはありがたい。

こんな調子で若い頃遊ぶ金の犠牲になった名曲たちは、今頃になって少しずつ飲んだくれおやじの手元に集まってきている。