ひとりでじっくり呑むのもいいが、好きな音楽の話をしながらの酒はいっそううまく感じる。
このあいだも初めてのお客さんが二人入ってきた。
なんでも「ディランにいくぞ!」と思い立って苦節?十年、やっと念願がかなったということだ。

raizyouaお二人は兄弟で、中学校までは頼城に住んでいたという。
歳はふたりとも還暦少し前。
お兄さんは親と一緒に札幌、弟さんは自衛隊を退職して遠軽に住んでいる。
「たぶんこれが最後の親子旅行」といって、両親と兄弟だけで「北の京」に泊まりがけでやってきた。
車で途中住んでいたあたりを眺めながら来たが、思い出の場所は何も残っていなかった。

年代的にもこの兄弟、ど真ん中のフォーク世代。
しかもふたりとも詳しい事この上ない。
「今日はおもいっきり飲もう」といって、高田渡、友部正人、中川イサト、西岡恭蔵などディランでもお馴染みの名前がポンポン飛び出してくる。
おかげさまで楽しい時間を過ごさせて頂きました。
酒を呑むのに忙しくて、あまり曲をかけられなかったのが心残りだ。

で、昨夜はまた別の二人連れのお客さん。
ひとりは芦別在住、もうひとりは東京から来たということだ。
今度は前回と違い洋楽。
最初にかけてほしいといわれたのは、ザ・フー。→who
見かけは若いと思っていたので、なんともイレギュラーなところから責められた気分だ。
さっそく30年以上前に買った「ライブ・アット・リーズ」のLPをかけた。
そのとき初めて教えてもらったのだが、CD化されたものは曲が違うらしい。
いままでぞんざいに扱ってきたレコードだったが、急に価値が上がったような気がした。

ふたりとも大学時代「ビートルズ研究会」とやらに所属してバンドをやっていたという。
しかしビートルズだけではなく、あらゆる曲を演奏していたようだ。
その後もザ・バンド、レッド・ツェッペリン、ドアーズ、ボブ・ディランと、我々世代の泣き所を刺激するセレクトが続いた。

ハタから聞いていると、なにをいっているのかさっぱりわからんフレーズのオンパレードだろうが、話している方は楽しくて仕方がない。
これまた楽しい時間を過ごさせて頂きました。

それにしても邦楽と洋楽・・・日にちがずれていて助かった。
同じ日だったら確実にパニックったべね。
若い頃から和と洋、どっちも聴いといてよかったわ。
やっぱ酒の肴は音楽の話に限んね。
record
初めてかってもらったレコード・プレーヤーはこういうヤツだった。