このごろお客さんから「最近テレビをほとんど見なくなった」という声をよく聞く。tv
スポーツ番組やドキュメンタリーなどはたまに見るが、ドラマやバラエティなどは五分と見てられないという。
ニュースなども、見たこともないような専門家やコメンテイターが無責任に語り散らすのも見るに耐えないらしい。
かといって、テレビで流れる映画もせっかくその作品に入り込めたと思っていたら、すぐにCMで現実に引き戻される。
歌番組などは半分以上名前も顔も知らない連中のどんちゃん騒ぎ。
しかもまともに歌も歌えないくせに踊りまくるから、音程もへったくれもあったものではない。
そんなのが何百万枚も売れているというが、昔の流行歌と違って一部の人しか知らない流行歌ってアリか?

吉田拓郎の「ペニーレーンでバーボン」という歌に「テレビは一体だれのためのもの?観ているものはいつもつんぼさじき♬」という歌詞があるが、もう30年以上前に拓郎はテレビに対してそう感じていたってわけだ。
話はちょいとそれるが、「つんぼさじき」は歌詞的に大丈夫だったんだべか・・?

932ま、それはそれとしてわれわれの世代が中学生だった頃は、なんといってもラジオが全盛だった。
ポケットサイズから、なにが詰め込んであるやらわからんぐらいデカイ弁当箱みたいなラジオもあった。
またその頃は洋楽やマイナーな曲などはみんなラジオから教えてもらった。
グランド・ファンク・レイルロードの「ハート・ブレイカー」も偶然つけたラジオから流れてきたし、クリーデンス・クリアウォーター・リバイバルのスウィート・ヒッチハイカーも浅川マキの「灯ともし頃」もそうだ。
いまでもラジオから流れる知らない曲に興味をおぼえ、ネットで探してみることもある。

以前サンタラのライブの打ち上げで情熱的なダンスを踊ってくれた札幌の聖子さんは、ローカルFM「ラジオカロスサッポロ」のパーソナリティもやっている。
芦別では聴くことができないが、時々放送したものをCDにして送ってくれる。
それがまたとてもバラエティに富んでいて密かな楽しみになっている。

なんといっても選曲の多彩さが半端ではない。
聖子さんのブログにラインアップが載っているのでぜひ覗いてみて下さい。
そんな新しい曲を届けてくれる聖子さんに心から感謝です。
これを聴いていると音楽は無限だと感じさせられる。

テレビに飽きたらたまにラジオでも流しながらドライブでもしてみると、思いがけない曲のプレゼントが待ちかまえているかもよ。
たとえばあんなラブソングなんかが。
img_295286_3712547_0