一気に秋モードに突入した北海道。
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朝晩どころか昼間も半袖じゃ寒くなってしまった。
長い夏もようやく終わったってわけだ。
いろいろ心配をした「小円朝独演会」だったが、天気の崩れもなく、ビアパーティーの影響もごくわずか。
会場の方も予想より早く空いて、順調にセッティングすることができた。

六回目を数えた今回の独演会、まずは小円朝師匠が「肥えがめ」でkoen02会場を爆笑でリラックスさせ、紅一点、有紀天香あねさんの登場。
ロープマジックやリングマジックを初め、お客さんをステージにあげての大奮闘。
予想通り間近で見ていたのにタネも仕掛けもサッパリわかりませんでした。

そして中入り後登場した小円朝師匠が今回かけたのが、親子の情愛を笑いを交えて描き出した傑作「薮入り」。
当日まで演目を迷っていたというが、会場を見渡しての選択は成功した。

丁稚奉公したわが子が三年間苦労を重ね、やっと1月と7月に年二回の休みをもらえるのを「薮入り」といった。 
三年間会えなかった親子の再会がどれほど嬉しかったかは「藪入りや何もいわずに泣き笑い」という句にもよくあらわれている。
お客さんの多くは子供や孫のいる世代。
小円朝師匠の熱演は多くのお客さんの涙を誘っていた。

主催者のNさんは十回まで続けるとますます意気盛ん。
ぜひとも実現できるようお手伝いをしたいものだ。
 
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Nさんを囲んで小円朝師匠の音頭で三本締め