もしミチロウさんがいつものように、11月に北海道ツアーを計画したら、もし自分がもう少しあきらめがよかったら、このライブは実現しなかった。shin1201
そして二人がこのぶしつけな「一緒にライブやるってのは無理でしょうか?」という申し出を「面白そうですね」と引き受けてくれなかったら、奇跡のような夜は訪れなかった。

げんにミチロウさんは「そうかぁ先に伸ちゃんが入ってるのか〜。じゃ今回はディランあきらめます」といったのだ。
あわてて思いついたのは無理を承知のジョイント・ライブ。
苦し紛れのひとことが奇跡を招いた。

リハが始まるまでどんなライブになるのか想像もつかなかったが、いざフタを開けてみればとても楽しいライブだった。
shin1202今回も二人のファンが道内のあちこちから駆けつけてくれた。
だれもがいろいろな荷物をひとときだけ下ろして、この場に来てくれたのだ。
店内はそんな熱い思いが目に見えるようだった。
最初はミチロウさんの冬の吹雪のようなソロ。
そのあとの三宅さんの春風のようなソロ。
そして二人の夏の嵐のようなジョイント。

それぞれのソロはもちろんよかったが、この二人の掛け合いが実に楽しかった。
三宅さんのカッティングが冴えた「ワルシャワ幻想」
ボーカルに入るタイミングをなかなか掴めなかったミチロウさんの「雨上がりの夜空に」
ボブ・ディランの歌にバックをつけているような三宅さんのギターが聴けた「天国の扉」。
大盛り上がりだった「仰げば尊し」
そしてほぼぶっつけでやったスリルあふれる「ロマンチスト」
どれもここに集まったロマンチストたちだけに送られたこの夜だけのスペシャル。

今までの人生で一度もボーナスというものをもらったことはないが、ROCKの神様は時々こんな素晴らしいボーナスを与えてくれる。
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またディランを続けていくパワーをいただきました!
ごきげんな夜を与えてくれたロックの申し子とパンクのカリスマに乾杯。
そして奇跡の夜を共有してくれたROCK PEAPLEに感謝します。

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