毎日毎日、寒いのシバれるのと口癖のようにいっていたが、今日はやっとシバれがゆるんだ。
ここ何日かは暖かい日が続くとのことなので、少し気が楽だわ。
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ディランではここ何年か旧暦で年賀状を出している
今年の旧暦の元旦は2/10
すると、今ごろは旧暦だと師走の二十日頃。
落語の「富久」でいえば、大神宮様のお祓いの来る時分だ。
そう考えれば、寒いのもしかたがないかも。
一年に二度も元旦を祝えるとは、なんだか得したような気になる。

一休さんは「門松は冥土の旅の一里塚 めでたくもありめでたくもなし」といったそうだが、たしかにそうもいえるので、あんまりめでたがってもいられない。
150げんに去年地元出身で、芦別で初めて凱旋ライブをしてくれたラテン・ピアニストの「モヒカーノ関」さんが1月に入ってすぐ体調を崩され、何日もせずに亡くなられた。
去年のライブの打ち上げでもディランに来てくれ、そこで同級生のお兄さんだということがわかり、「来年はぜひディランでもライブを」といっているぐらい、元気そうに見えた。
まだ還暦前だというのに、突然の訃報に驚いた。

014そして先日、たくさんのイベントでも色々お手伝いをしてくれた「末永農場」の末永真一さんのお通夜があった。
二年ぐらいまえに突然、「急性骨髄性白血病」の診断を受け闘病中だったが、ドナーも見つかり骨髄移植も成功したと聞いていたので、きっとまた元気な姿を見られると思っていただけに残念な思い出いっぱいだ。
マダムは十代の頃から可愛がっていただき、ディランも本当にお世話になった。
鉄道が好きで、よく旅の写真を見せてくれて、お土産もたくさんいただいた。
まださっぱり実感がわかないが、淋しいことこのうえない。
お二人の冥福を心からお祈りするしかない。

思い返せばディランの30年の中でも、たくさんのお客さんとの別れがあった。
どの人を思い出しても感謝の気持でいっぱいになる。
いずれこの世で息をしているものは、だれかれの区別なくこの世を去らなければいけない。
大事なのは今このときを一期と思って、真剣に生きることだ。

昨年亡くなった藤本義一は、師と仰いでいた映画監督の川島雄三の言葉として次のようにいっている。
「生きているというのは"現在"の積み重ねということだ」現在(いま)を精一杯に生きたなら、いつ死んでもいいという、ということは、死を怖いと思う人間は現在を真剣に生きていないからだというのに通じる。
「幕末太陽傳」をはじめ、多くの傑作を残した川島監督は日活アパートでひとり45歳で亡くなった。
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