1299283850'86にボブ・ディランが二度目の来日をした。
バックにはトム・ペティ&ハート・ブレイカーズ
初来日の時は行けなかったが、来日記念盤のLPは毎日のように聴いていた。
トム・ペティも好きなミュージシャンだったし、ディランには無断で店名を使わせてもらっている手前、色々とやりくりをして武道館に出かけていった。10
無愛想に次々と歌を歌い続けるディランにはとくに感動はしなかったが、目の前に生身の「あこがれ」がいるという現実には感動した。

芦別に帰ってきてカウンターから見える店内の壁一面にディランの絵を描くことにした。
そうすれば迷った時や気持ちがフラフラした時、いつもディランの姿を見てロック・モードに戻れると思った。
図案を決めてヒマな時間を見つけては(あり余るほどあったけど)、少しずつ仕上げていった。
描いている最中にお客さんが来て、「なんだこれ!ロールシャッハ・テストか?」なんていわれたこともあった。
壁一面の大きさなので近くで見ると何がなんだか分からない。
IMG_4676しかしこれは自分がカウンターの中から見るために描いているので、お客さんにわからなくても一向にかまわないのだ。
'99に新しい店舗に越してくるとき、大工さんが剥がして持ってきてくれて「ドアのオブジェ」、「人生成り行きののれん」とともに今でも店のシンボルになっている。IMG_4678

世間はボブ・ディランを理解しようとしたり、非難したり、攻撃したり、思いついたように賞賛したりして、ついたり離れたりを繰り返しているが、そのあいだディランは淡々と曲を録音してライブで歌い続けている。
たまにはわけのわからん映画に出たり、自伝を書いたりするが、他人の評価などどこ吹く風でいまも歌い続けている。
そんな姿にロックを感じたから店名にした。

意固地、頑固、偏屈、変人・・・いろんなことをいわれながらもディランは今でも歌っている。(賞賛もおなじ数だけあるが)
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もし店名を「ベイ・シティ・ローラーズ」なんかにしてたらどんな店になってたんだべか・・?
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