楽しかったライブからあっという間に一週間近くが経ってしまった。P1090242
「リクオ&トリオ・ザ・リッチマン」
その名にふさわしく、とても贅沢なひとときだった。

以前からその抜群のギター・テクニックのうわさを聞いていた「バンバン・バザール」の富永寛之さん。
時々「ブルームーン・カルテット」のメンバーとして、来道していると聞いていた。
旭川のハーピスト立谷さんが、何度か共演していると聞いたので、もし北海道に来る時はディランにも立ち寄ってほしいといってあった。
そしていよいよ3月に来るというので、二つ返事で引き受けて日程も3/1に決定した。

ところがその何日か後にリクオさんから電話があり、2月下旬から3月のはじめに北海道を回りたいと言ってきた。
どちらも断りたくないので、ダメ元でジョイントできないか聞いてみたら、こころよくOKしてくれた。
P1090252アズミと遠藤ミチロウ、シバといとうたかお、友部正人とリクオ・・など今までも同じような状況で、ディランのみのスペシャルな組み合わせが何度も実現した。

そして始まったスペシャルナイト。
まずはトリオ・ザ・リッチマンの小粋な演奏から幕が上がった。
ホーギー・カーマイケルからフランク・シナトラ、フレッド・アステアなどのマニアックなナンバーを聴かせてくれた。
噂に聞いてはいたが、冨永さんのテクニックのものすごさには、度肝を抜かれた。
ただ上手いというだけではなく、とめどなく溢れてくるフレーズの多彩なこと。
どれぐらい奥行きがあるのか見当もつかない。
そしてウクレレもギターとまったく区別がつかないぐらい弾きこなす。
ウクレレでこんな演奏ができるのかと、目からうろこが何枚も落ちた気がした。

その懐の深さに驚きながら、第一部は終わった。

上質な映画を観終わったような満足感を感じた。
で、お次はローリング・ピアノマン「リクオ」の登場だ!
・・・いちおう、つづく・・・。

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