pic09_01「裏切り」「根回し」「捨て石」「ろくでなし」
あまり印象の良くないこれらの単語が、造園の方から来ていると、このあいだ読んでいた本で知った。
大きな枝を切るとき、ただ上の方からだけ切っていくと、枝の重みで裂けてしまうことがあるので、裏の方にも切込みを入れることがある。
これが「裏切り」。
「根回し」は説明するまでもないだろうし、「捨て石」といわれる石があるからメインの石が光る。
主役の石を生かすも殺すもこの捨て石の配置ひとつだという。
なんとも含蓄のある言葉ですな。
そして「ろくでなし」だが、ふつうは「碌でなし」と書くが、本来は「陸」と書いて「ろく」といっていた。
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そういえば、
「ワイルド・セブン」のリーダーは「飛葉大陸」と書いて、「ひばだいろく」っていってたっけ。
「陸」は平らにする、水平にするという意味で、ろくでなしとはまっすぐでない、平らでないという意味だそうだ。
若い頃からさんざんいわれてきた言葉だけど、まさか造園の方から来ているとは、ちーとも知らなかったわ。

とまぁ、ためにもならないウンチクをひけらかしてしまったが、話しはまた宍道湖へと粛々と戻っていく。
おみやげを買い込んだわれわれの目に飛び込んできた、風になびく一枚の暖簾。
すわ!しじみを食わせる店かと、よく目を凝らしてみたらそこには「う・な・ぎ」の三文字が・・・。
空腹状態のマダムがこれを見過ごすはずはなく、「うなぎも宍道湖の名産でしょ!」との鶴のひと声で、本日のランチはうなぎに決定した。

oohaka「大はか屋」という珍しい店名は、駐車場にある大きな墓に由来している。
なんでも宝永六年(1709年)宍道湖で、68人を載せた船が遭難し、41人が亡くなったった。
そのうち身元の分からない23人を地元の人達が大きな墓を作り供養した
大きな墓の隣にあるから「大墓屋」と名乗っていたが、「大ばか屋」というものもいたので、ひらがなになおしたという。
ってなことを書いた由来書きを読んでいるうちに、香ばしい湯気とともにやってきましたホクホクのうな重。
関東風の蒸しをかけたうなぎも旨いが、蒸さずに炭火でパリッと焼き上げる関西風も独特の味わいがある。
帰ってきてから、調べたところここ「大はか屋」は松江でも指折りの美味しい店だという。
さすがマダム、ナイス・セレクトですな!
たいへん美味しうございました。

宍道湖のうなぎを存分に堪能して、凸凹夫婦は一路鬼太郎の待つ「妖怪ロード」を目指すのであった。
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