20090603_532575どんなきっかけだったかよく憶えてないけど、いつからか職業の呼び名が一度に変わっていった。
看護婦が看護師、スチュワーデスが客室乗務員、保母が保育士、助産婦が助産士・・。
近ごろはOLなんかもいけなくて、会社員と言うようになってるとか。
ネットで調べてみたところ、どうもこれは99年の雇用機会均等法の改正かららしい。
当時の厚生省は男女の職域を限定することになったり、職域の固定化をはかることになるとして「女性○○」などの職業名を避けるよう運用ガイドラインなどで指導していたんですと。

hoshiそれ以前には差別用語なんてのが問題になったこともあった。
やれ土方、日やとい人夫がいけないの、乞食や百姓、きちがい、びっこ、かたわ・・・ってこれ以上書いたら、叱られそうだけど、それこそ星の数ほどある。
wikipediaによると「他者の人格を個人的にも集団的にも傷つけ、蔑み、社会的に排除し、侮蔑・抹殺する暴力性を持つ言葉」が差別用語らしい。
国籍、人種、少数民族、被差別階級、性別、宗教、同性愛者、障害者、特定疾患の罹患者、職業など、特定の属性を持つ人を、否定的差別する言葉を使ってはいけないってことだ。
といっても、明確な基準はないので、悪気なく使っていた言葉もある日「差別だ!」なんぞといわれる可能性もある。
なんともあずましくない世の中だ。

で、この言葉狩り、どんなふうに発生したのかくわしく調べたら、やっぱりアメリカ様が発祥みたいだ。
tumblr_mdikhm7E8a1qbb6pao1_500人種、性別、障害者、先住民などあらゆる差別に反対する運動が「ポリティカル・コレクトネス(政治的正しさ)」といって、1970年代に発生したらしい。
黒人はアフリカン・アメリカン、木こりは木材燃料提供者、インディアンはネイティブ・アメリカン、さらに笑えるのは薄毛を頭髪的に不利な人なんていう。
ここまでいくとギャグとしか思えないが、当人たちはいたって真面目で、どんどん過激に言葉狩りに精を出しているようだ。

なんでもアメリカの真似をしたがる日本のリベラルな知識人たちが、このポリティカル〜を日本に持ち込んだらしい。
ダメといわれりゃ盛り上がるのが人間社会ってもんで、いまやヘイト・スピーチや言葉狩りが花盛りだ。
やる方も反対する方も、どっちも脳みそ的に不利な人たちとしか思えんのだが・・・。
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