IMG_0949大原美術館を出て、広い道路の向こう側を見ると、パンフで見た白壁が立ち並んでいる。
これこそが美観地区に違いあるまいと、足を踏み入れたとたん、タイムスリップしたかのような空間が広がった。
資料によると、このような町並みは寛永19年、幕府の直轄地である天領になってから作られていったとある。
天領に暮らす者は、税が軽かったり、禁漁期がなかったりと色々優遇されていたという。
倉敷の町がもつどこかのんびりした優雅な風情は、そこから生まれたのかもしれない。

ってなことを思いながら、「消防団の建物まで白壁なんだ・・」とか「おおっこれが生のなまこ壁か!」などとつぶやきながら美しい町並みを散策していると「阿智神社」の看板を発見。
その小路を歩いて行くと、長い石段の前に出た。
立て看板を見ると「米寿坂 八十八段」と書いてある。
IMG_0952たかが八十八段ぐらいどうってことはあるまい、と登り切ったら、待っていたのは、またまた長い石段。
そこには「還暦坂 六十段」の無情な文字・・・。
ええいっ!あと数年で還暦を迎えることだし、望むところだってんで、一気に駆け上がる。
・・・と、そこに待っていたのはダメ押しの「厄除け坂 三十三段」だった。
最初の勢いもどこへやら、ほうほうの体で頂上に着き、やっとのことで参拝。
ここから眺める倉敷の町並みは壮観だった。
この風景だけでも、登ってきた甲斐があった・・と思うことにした。

軽い気持ちで考えていた阿智神社の苦行のような階段登り
胸のカラータイマーは鳴りっぱなしである。
早くアルコールパワーを充填しなければ・・・。
ってんで、フラフラになったわれわれは夜の町へと繰り出した。
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