kuko筆が乗ってスラスラと書き進んだ旅日記だったが、ここに来てまたぞろ止まってしまった。
今年の残暑のようにダラダラと書き連ねてきて、ようやく終わろうかと思っていたのに・・。
おかげで瀬戸内の旅を書き終える前に、宮崎に旅に出てしまった。
それにしても、さすが南国宮崎
滞在中、暑い思いをさせていただきました。
そして熱いライブも堪能させていただきました。

北海道もついこのあいだまで「朝晩は涼しいけど、昼間はまだ暑いね」なんていっていたが、十五夜を過ぎた頃から昼間の風もひんやりとしてきた。
北海道の短い秋の始まりだ。
で、気の遠くなるぐらいの長い冬がやってくる。
P_20160911_130701北海道らしくなかった猛暑のあとは、北海道らしくない暖冬ってわけにはいかないもんだべか。

3月のライブの打ち上げで、三宅伸治さんに「今年は宮崎に行きます!」と宣言したはいいが、9月が近づいてくるまで、なかなか踏ん切りがつかずにいた。
FBで次々と発表される魅力的な出演ラインアップ。
今回は、大竹しのぶ、浅野忠信、宮藤官九郎など映画関係者が多いのも特徴だ。
旅行サイトで格安なツアーを発見し、ケーヤンの「迷ったらヤル!」の言葉に背中を押されて、宮崎行きを決めた。
初めての九州入りだ。

img_2旅の準備も手慣れたもので、荷造りやレンタカーの手配などもすみ、あとは出発を待つだけだった。
その出発の二日前の夜、とつぜん叔父が急病で倒れ、今日明日の命だという。
叔父といっても歳はひとつしか違わないので、まるでいとこのように育ってきた。
小学生の頃、遊びに行くと、テープレコーダーでいろいろな曲を聴かせてくれた。
ギターを弾いていたせいか、吉田拓郎や加川良などのフォークソングが多かった。
身近で生のギター演奏を聴いたのは、これが初めてだった。
思い返せば、いまライブハウスをやっているのも、このとき聴いたたくさんの音楽の影響といえる。
歌謡曲とはまったくちがった、シンプルなフォークソング。
高田渡、佐渡山豊、斉藤哲夫・・いわゆるアングラ・フォークが多かった。

翌朝、入院先の札幌の病院に駆けつけたが、意識はないままだった。
キャンセルを考えていた宮崎の旅だったが、親類に背中を押され行くことにした。
そして宮崎から戻った次の日の深夜、訃報が届いた。
還暦を前にしての早すぎる死だった。

あの頃聴かせてくれたたくさんの音楽のおかげで、今に至る道が開けたといえる。
ありがとう、そしてサヨウナラ。
またいつかフォークソングの話しをしよう。