epo7738910754一晩中降っていた雨は、朝になってもまだ降り続いていた。
だが今日は宮崎滞在中唯一のレンタカーでの観光なので、少々の雨でも心配ない。
おまけに今回のレンタカー業者は、ホテルまでの送迎付きなので、昨日のように歩くこともない。
迎えに来てくれた人に「高千穂峡まで行くとどれぐらい時間がかかりますか?」と聞くと、片道3時間以上はかかるというし、車を降りてからも歩くことになるので、この天気だとよした方がいいという。
雨の高千穂峡もそそられるものがあったが、根が貧乏性なので、高千穂一ヶ所に絞るより、あちこちを見物しようということになった。

P_20160912_105441まずは、お客さんから「是非に!」と薦められていた「鵜戸神宮」を目指すことにした。
車で町を抜けると、左側には雄大な日向灘が広がり、往年の新婚旅行のメッカ日南海岸が見えてきた。
途中から雨も上がり、太陽も顔をのぞかせはじめた。
鵜戸神宮は、海岸縁にある天然の洞窟の中に本殿があり、参拝するには長い石段を下っていく、神社としては珍しい「下り宮」になっている。
海の方に目を向けると、珍しい形をした岩がたくさんそびえている。
境内には優勝したばかりの広島カープの歌が流れていたが、ここ日南はカープのキャンプ地でもあるそうだ。
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P_20160912_121009で、お参りを済ませたあと、昨日は行けなかった青島神社へ向かった。
車に乗るとパラパラと降りだすが、降りる頃には雨は必ず止む。
どうやら、日向の神様たちには嫌われてはいないようだ。
青島神社は文字通り、岸から離れた小島にある。
いまは橋をわたって参拝するが、その昔は船で渡ったそうである。
しかも江戸時代までは、一般人は禁足地として上陸を許されていなかったという。
本殿の奥に元宮という本来の社地があったが、鬱蒼とした森の奥で、皇族が深夜に祈りを捧げていたとか。
古代の信仰の原型が見えてくるような不思議な空間だった。
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P_20160912_121934島へ渡る途中の奇岩「鬼の洗濯岩」を眺めながら、小さな商店街を散策して宮崎市街に戻り、ものはついでってわけでもないが、宮崎神宮にも参拝した。
祭神は神日本磐余彦尊(かむやまといわれひこのみこと)、いわゆる神武天皇だ。
神武天皇というと、奈良の橿原神宮が有名だが、ここは神武東征以前に宮を営んでいた地ということだ。
地元でもこの神社は「神武さま」と呼び親しまれているという。
社殿も神宮の名にふさわしいそれは立派な風格のある姿をしていた。

さて、ここまで念入りにあちこちお参りをすれば、無病息災、商売繁盛、夫婦円満、家内安全、大願成就、開運招福まちがいなしに違いない。
さ、今夜はO浦さんに紹介してもらった居酒屋「北のきつね」で直会といってみっか!
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