今日の新聞によると、ようやく芦別の新しい市長が決まりそうだ。
なにかと最初からゴタゴタ続きだった、前市長戦とちがって今回はスムーズにことが運びそうだ。
この二年間の停滞・・・というより、後退を思えばほっとした気持ちになる。

それにしても、前回の市長選から辞任までのスッタモンダには開いた口が塞がらなかった。t02200165_0267020011972411929
最初から怪文書が出回ったと思えば、選挙が終わったとたん、市長が当選市議に酒を配ってみたり、市長が選んだ副市長を2度にもわたって議会がNOを突きつけたり、振興公社の社長を独断で決めたりと、次から次へとやらかしてくれた。
議会で怪文書のことを質問されると「書いていない。清書しただけだ」と答え、酒を配ったことに対してのテレビの取材では「渡していない。置いてきただけだ」というトンチンカンなお答え。
とても選管の事務局長を勤めていたお人の発言とも思えない。
「怪文書ボックス」なるサイトには、市民からの投書という形で、そのあたりのことを詳細に書かれている。
また別の投書では「品格ゼロ」という厳しい表現で書かれている。

600x400争点としていた振興公社問題でも改善するどころか、借金を倍以上にしてしまった。
最初は共闘していた議員たちも、すっかり離れてしまい、頼みの綱の振興公社の社長も退陣し、すっかり孤立してしまったあげくの辞任だ。
振興公社への新たな貸付けを条件の辞任なので、ネットなどでは「自らの進退をかけて、振興公社を救った」というヒーロー扱いの書き込みもあったりするが、そうじゃないことは少し考えればだれにもわかることだ。
こんな市長を選んでしまった責任は、もちろん市民にあるし、個人的にどうのというわけではない。
ただ、やめてしまったからといって、なんの総括もなく、反省もしなければ、いつまたこんな茶番が繰り返されないとも限らない。

今回の市長擁立は、市内の商工業、農林業などの後押しもあって、前回のような泥沼劇にはならなさそうだ。
問題は、市会議員の補選だが、こちらはどういうことになることやら・・。
反省とは未来に・・・