090518突然ですが、宝くじで七億円当たったので、タヒチに引っ越します。
長らくお世話になりました。ではアディオス!

・・・と、せっかくのエイプリルフールなので、小学生みたいな嘘を一発かましてみました。失敬!
だいたい宝くじもなにも、買わないものは当たらないのが道理。
しかもわれわれ夫婦には、くじ運なんてものはこれっぽっちもない。
地道に稼いで、これからも芦別でほそぼそと生きていきます。

「2月は逃げる 3月は去る」とか毎年のようにいっているけど、今年の3月は「散々」の3月だった。
月はじめに二人そろって風邪をひいて寝込むわ、身内のように親しくしていたお客さんは亡くなるわ、月末にはまたそろって風邪で寝込むわと、ふんだり蹴ったりの月だった。

dylan17去年の暮れに突然入院することになったそのお客さんは、入院してたったの三ヶ月ほどでこの世を去った。
68歳のあまりに早すぎる死だった。
あまりに突然の事だったので、いまだに実感がまったくわかない。
ほとんど毎日のように、ディランのカウンターに座っていたので、まるで同居家族のようだった。
秋ごろに尿の調子が悪く、出づらかったり、頻尿だったりするといっていたので、てっきり前立腺や腎臓の病気だと思っていた。
かかりつけの病院で検査してもらったが、どうにもわからないので、札幌の病院で診てもらったところ、結果はまさかの肺がん・・・しかもステージ4だという。
若い頃はヘビースモーカーだといっていたが、もう何年も煙草は吸っていない。

NHKで特集をしていた「プレシジョン・メディシン」という治療法に望みをかけて、北大に転院しようとしていた矢先に亡くなってしまった。
今年のはじめに一度手紙が来て「飯もうまいし、まったく死ぬ気がしません」と書いてあったので、知らせが入った時は愕然としてしまった。
913a48c3a2164f61d74bf7f31af178bc

メールで送られてきた「酒求め 雪の向こうに 赤い窓」という一句が辞世の句になってしまった。
自宅から夜歩いてくると、通りのむこうにディランの窓は赤く見えるといっていた。
返句に「主待つ 湯割りグラスも 淋しげに」と送った。
あれから毎日、カウンターのいつもの場所でウイスキーの湯割りが、主をき待っている。
合掌・・・。
tm_P1040065