shimi_faceいつ頃からかは憶えてないけど、右の肩甲骨の下の脇よりのあたりに、1.5cm程度のの焦げ茶色のアザがある。
鏡で見ないとわからないようなところなので、ふだんは気にもとめてなかった。
それがこのあいだ風呂に入っている時にぐうぜん手が当たったら、なんとなく表面がざらついて、盛り上がっている気がする。
以前はただのシミのようなものだったので、こんな風にはなっていなかったはずだ。

そのときふと、以前芦別にいた外科医の言葉が蘇った。
一緒に酒を飲んでいる時に、「なんのガンが怖いっていって、メラノーマが一番怖い」と言っていた。
u4DSY_2B「メラノーマ」とは皮膚がんの一種で「悪性黒色腫」ともいう死亡率の極めて高いガンだ。
その外科医の話では、「下手にいじるとあっという間にあちこちに転移して、手に負えなくなる」という恐ろしい代物だ。
体中のどこにでも出来て、傷みもかゆみもないから、気がついた時には手遅れということが多いらしい。

さてそうなって、ネットで色々調べてみると、どれもこれもが当てはまるように思えてくる。
どう考えても何十年も前からあるので、それが今ごろになってメラノーマになるなんてことはあるまいと調べると、7、8年前からのシミがある日メラノーマに変わっていて、気がついたらステージ4でした!なんて、恐ろしい書き込みもある。
勝手な思い込みであれこれ考えていてもしかたがないので、総合病院の皮膚科で診察してもらうことにした。

g154820ネットによると検査と言っても、「ダーモスコピー」という拡大鏡のようなもので、見るだけなので時間もかからず痛みもないらしい。
朝早く起きて「生前贈与」「身辺整理」「遺言状作成」「各種保険申請」「辞世の句」etc...など色々なことを考えながら病院へ向かった。
一週間に2日しか診察日がないこともあって、皮膚科は押すな押すなの大にぎわい。
午前中の予約だけでも100人近い。
「こりゃあ医療費が四兆円突破するのも無理はないわ」なんて考えながら待つこと三時間半。
もうメラノーマも生前贈与もどうでも良くなった頃、ようやく呼ばれて診察開始。
診察一分弱で、結果は無事セーフ。
「大山鳴動して鼠一匹」・・・ただのシミでした。

ま、それにしても疑わしいところがあったら、すぐに専門医に診察してもらったほうがいいね。
なにしろ身に覚えは山ほどあるんだし・・。
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中にゃこういうことをいう人もいるみたいですが・・・。