o0320045214155950611さて4月もあっという間に終わり、G.Wも無事?終了。
4月後半はまさに春到来という暖かい日が続いて、桜も満開を迎えたというのに、G.Wに入ったとたん天気がぐずついて気温も上がらなかった。
で、G.Wが終わったとたん晴れるとは・・・。

先頃、吉永小百合主演の「北の桜守」という映画が公開された。
これは「北の零年」「北のカナリア」に続く「北の三部作」の最終章だという。
映画の方はまだ観ていないが、この桜守で知られるのが佐野藤衛門という人。
日本全国を飛び回り、傷ついた桜の手当をし、桜の新種を探している。
天保時代から京都の仁和寺に仕えてきた造園師で、代々「藤衛門」を名乗り、当代で十六代目という。
といっても、桜の守をするようになったのは十四代目からで、桜守としては三代目になる。
もっとも本人にいわせると、じいさんの代から始まった道楽で、桜守などという仕事はないという。

その藤衛門さんにいわせると、花見もけっこうだけどカラオケはよくないらしい。
4062175193あの機械の音で花びらがこすれて、花びらのまわりが茶色くなり色あせるらしい。
さらに焼き肉もダメで、目に見えない油の粒子が花びらにべっとりとこびりついて、ひらひらと散らなくなるという。
その点むかしの三味線、太鼓、笛などの歌舞音曲はカラオケの機械「音」と違い「響き」なのであたりが柔らかく花にもいいという。
藤衛門さんいわく「それに手拍子でもあったら花も一緒に踊りよる」

そういわれると、若い頃花見の席にギターを持ち込んで、高歌放吟してひんしゅくを買っていたことは花にとってはよかったってことだ。
これからの花見は、焼き肉やカラオケなんぞは止して、花見弁当に歌舞音曲ってのが粋かも。
さいわいお客さんに三味線弾きもいることだし、弁当でもあつらえて花と一緒に踊ってみるか。

でもこう寒くっちゃ今イチ腰が上がらんわ・・。

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