P_20180516_194159驚くほど人通りの少ない駅前通りを下って、今夜の宿「唐津第一ホテル」にチェックイン。
ひとまず体を休めて、陽の落ちたのを見計らっていざ唐津の町へ。
来る途中アーケード商店街を見かけたので、ちょいと冷やかしに覗いてみることにした。
ところがまだ七時前だというのに、どの店もすでにシャッターを下ろしている。
佐賀市に次いで県内では二番目の人口、約十三万人も住んでいるというのになんという静けさ・・。
中心市街地の空洞化の波は、こんな所にも及んでいるんだべか?

飲食街は商店街の近くにあるというのに、ほとんど人影を見かけない。
まさかわれわれの知らないうちに、半島有事でもあって戒厳令でも敷かれたのか?
ってなぐらいの静かな町をしばらくうろついて、ふと目に留まった居酒屋「海鮮一 暴飲暴食」にご入店。
すると驚くことに店内はほぼ満席、二階では宴会もやっているらしくにぎやかなことこの上ない。
なんとかカウンターが空いていたので、まずはビールを注文。
「海鮮一」という言葉に引かれて入ったが、海鮮以外のメニューも充実している。
従業員もいるが、店主夫妻のほか息子や娘も手伝っている
こういう店にははずれが少ない。
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で、「穴子の蒲焼き」「めひかりの唐揚げ」「こちの天ぷら」「関さばのカルパッチョ」なんぞを肴に、唐津の地酒「聚楽太閤(じゅらくたいこう)」を熱燗でいただく。
いまの店主夫妻は二代目で、店内を忙しく走り回っている息子さんは、もう三代目を継ぐことが決まっているそうだ。
どの料理も工夫されていて、しかも良心的な値段だ。
九州最後の夜、今夜も当たりの店だった。

ってなことで、せっかくだからもう一軒行ってみようと、さっきより静かになった気がする唐津の町へ出た。
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