それにしても今年の雪解けは早かった。
二月にどんどん融け始めた頃は「このまま雪が無くなるわけはないだろう」と思っていたけど、三月初めには道路にはほとんど雪が無くなった
いっそ夏タイヤに交換しようとも思うが、まだまだ油断は出来ない。
過去には5月に雪が積もったこともあるしね。
ま、それでも春のような陽気は気分がいい。
歌の文句じゃないけれど ♪パーッと家を飛び出して さぁ歩こう 輝くあの道を♫ってな気分になる。(On The Sunnyside Of The Street )


1538720707627-9f46d489-bcfb-4615-a1db-a62b7ae12d86このあいだ三十年ぐらい前に一緒にバンドをやっていた旭川のCさんが突然訪ねてきてくれた。
五年前にも一度会ったことがあったが、そのときは少し話しをした程度だった。
今回は宿を取って泊まりがけで遊びにきてくれた。
Cさんはエレキギターの達人だったが、少し変わったところがあって、なかなか他人となじまないような感じの人だった。
手が空いたので「ギターでも弾きませんか?」と言ったら、左手の中指を見せて「木工で指を削っちゃってしばらくギターを弾いてない」という。
見てみると、中指の第一関節の腹の部分が半分ほどそがれている。

そういえば前回会ったとき「いまギターや家具を作っている」と言っていた。
家具は今も作っていると言って写真を見せてくれた。
板の表面を削り、カナダから取り寄せた特殊な樹脂を流し込んだというテーブルは、深い海のようなグラデーションの美しいものだった。
斬新で繊細なギターを弾く人だったが、家具造りでも強いこだわりが感じられた。

その夜はたまたま南富良野からベースを弾く若者も来ていたので、自然とセッションが始まった。
Cさんも指が痛むと言いながらも、ギターをたくさん弾いてくれた。
昔話や近況を話し合うより一緒に演奏する方が、たくさんのことを話し合えた気がする。
そのうち酒もかなりまわり、なにを演奏しているかわからなくなった頃Cさんが「忠さん、いいよ。すごくいい。楽しい」と笑っていた。
いい笑顔だった。
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で、毎度のことながらそのあとの記憶はない。
次の日Cさんから「本当に楽しかった」と電話が来た。
子供を四人育て、三人の孫にも恵まれて、今やっと気楽に音楽を楽しめるようになったと言っていた。
昨夜、となりに座っていたお客さんに「これからどういうことをしたいんですか?」と聞かれて「早く死にたい」と言っていたのが聞こえた。

Cさん、来年で還暦でしょ。
二人合わせて120歳バンドをやりましょう!!
・・って、そんときこちらは六十一歳か・・・。