IMG_20190515_114550ナビの示すあたりをウロウロしても、どうにもそれらしいものは見つからないので、郵便局に寄って自宅へ荷物を送ることにした。
ダンボールに詰めてあった土産や洗濯物を窓口に出すと、「中身はなんですか?」という。
「品名」の欄には「衣料品他」と書いてあるが、できるだけ詳細に書いてくれという。
なぜか北海道と沖縄に送るものは、警戒が厳重らしい。
しかたがないので欄内一杯にできるだけ詳しく書いて、やっとOKが出た。
リチウム電池はいけないというのは聞いたことはあるが、ほかにはなにがいけないんだろう?
しかも北海道と沖縄だけ・・・。

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IMG_20190515_114634で、ついでだから名水の湧き出ているという「十王村」の場所を訪ねたら、やはりこの近くだという。
教えてもらったとおり行ってみると、住宅地のど真ん中に、コンコンと湧き出ているではないか。
名水の里と言われているところは、いろいろと行ったけど、これほど町の真ん中にあるのは初めてだ。
池には小さなお堂があり、立て札を読むと「祀られているのは竜神だと思われるが、いつのまにか地蔵尊が祀られている」と書いてある。
なんともアバウトな信仰ですこと・・。
池の中には真っ黒い鯉が何匹も泳いでいた。
ひとまず地蔵様と龍神様と水神様と鯉にご挨拶をして、水を汲ませていただいた。

持参していたペットボトルに御神水を汲んで、鳥羽や旅館へ向かった。
出迎えてくれた大女将さん(推定八十歳超え)の案内で、二階へ上がると、そこはまるで「男はつらいよ」に出てくる昭和旅館の風情。
館内を案内してくれたが、トイレや風呂はきれいにリフォームしてある。
荷物を解いて、さっそく車に乗り、次の目的地「醒井宿(さめがいしゅく)」へ行くことにした。
米原にあるという醒井宿は、中山道61番目の宿場町で、宿屋を切り盛りしていた問屋場(とんやば)が当時のまま残っているという。
しかし目的はここを流れる清流「地蔵川」の「梅花藻(ばいかも)」を見ることだ。
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梅花藻は5月中旬から8月下旬にかけて咲く珍しい水中花だ。
この植物は水温14℃前後の清流でしか育たない貴重な花で、テレビで一度見てからぜひ一度実物を見たいと思っていた。
米原を通過して二十分ほどすると、醒井宿に到着。
天気もいいし、きっときれいな梅花藻が見られるに違いない。
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