顔「男は40歳過ぎたら自分の顔に責任を持て!」
アメリカの元大統領リンカーン様のお言葉である。
大統領就任後、組閣をしていたリンカーンにある人がたいそう有能な人物を推薦したところ、意外と返事はNO!
理由を聞くとひとこと「俺はあいつの顔が嫌いなんだ」と言う。
さすがに推薦人も「顔で判断するのはいかがなものか」と言ったら、飛び出したのがこのひとこと。
人間の心の持ちようや生き方は必ず顔に出る。見る者が見れば隠しようがないってわけだ。

顔2大宅壮一も「男の顔は履歴書」なんて言ってるしね。
もっともこれは元安藤組組長「安藤昇」との対談での言葉だけど。
安藤昇は世間でいう犯罪は犯したけど、悪事は働いていないって自負はあったらしい。
この人もたしかに解散後俳優になっただけあって、いい面構えをしている。
同じくいろいろ問題は起こしたけど、不思議と憎まれなかった勝新太郎も同様だ。

このあいだ伝説のロックバンドといわれる「村八分」のギタリスト「山口冨士夫」の本(SO WHAT)を読んでいたら、その中の写真に目が止まった。
たぶん40歳は過ぎていると思うけど、なんとも澄んだきれいな目をしている。
この人も世間の常識法律とはなかなか折り合いのつかない人生を歩んだけど、自分のやったことに対してはきっちりとけじめを付けてきた人だ。
そう思って好きなミュージシャンの写真を見直してみると、みんないい顔をしている。
自分の筋を通したがために、様々なトラブルを経験してきても、嘘のない人生を歩いてきた素敵な目つきをしている。

ここで比べるのも申し訳ないが、その対極にいると思えるのが、近頃の政治家たち。
なんともいえない顔つきをしている。
あの顔を見せて、子どもたちに「大きくなったらこういう人になりなさい」なんてとても言えない。
もしリンカーンだったら全員クビにしているのでは・・。
Collage_Fotor
はからずもほとんど自民党議員になってしまったけど、他意はございません。あしからず。