泥酔亭の成り行き日記

カテゴリ: 日常

CPMDrONU8AAc-PF.png_large四年に一度のまつりが始まった。
といっても、オリンピックじゃなく統一地方選挙
まつりといってもお祭りじゃなく、政(まつりごと)の方。
今回の芦別市議選は定数12議席のところ、14人が立候補している。
いつもなら市長選もあるんだが、前市長が2年でリタイヤしたため、ずれてしまった。
ってなことで、落選する候補は2人
新人さんも何人か出てきてなかなかにぎやかだが、その2人には入らないだろうと思っているのか?どうにも全体にテンションが低く感じる。
昨夜来たお客さんも「なんだか盛り上がってないですね」と言っていた。

41RSZ5RK0YL._SX326_BO1,204,203,200_そういえばこのあいだ来たお客さんの言っていた話しが面白かった。
現役議員と会ったとき「どうして議員になることを選んだんですか?」と聞いたら「食えないから!!」と即答したという。
つまりふつうに稼いで生活する能力のない人間が、なにかの選ばれるだけの要素があって(人気とか愛嬌とか etc・・)議員にはなれたってことか。
それにしても「食えないから!!」とはなんともストレートなご発言。
たぶん本人に聞けば「そんなのジョークに決まってるだろう」というだろうが、まさしく洒落にならない。
で、その本人が選挙カーから「仕事をさせてください」と言って手を振っている姿は、もう漫画の世界だ。
当人にとっては、四年に一度の就職活動ってところか・・・。

別の議員に「議員になってなにをやるんですか?」と聞いたら「やらなきゃならないことを全力でやるだけです!!」とというので、「やらなきゃならないことってなんですか?」と聞いたら「とにかく全力で取り組みます」といわれ空いた口が塞がらなかったという。
どの候補もお決まりの台詞を連呼するだけの選挙戦もあと数日で終わる。
ふだんなら聞きたくもない名前で目を覚ます朝の不愉快なこと。
「受かったらまったく顔を見なくなるよね」と言ったお客さんもいた。

内田裕也の愛唱歌「コミック雑誌なんかいらない」が毎日頭の中でリフレインしている。

lif1904080005-p2新しい元号「令和」も発表され、平成も残すところ二十日となった。
内田裕也、ショーケンと昭和の香りのする名物男が続けてこの世を去って、今朝もケーシー高峰の訃報が届いた。
いよいよ昭和は遠くなったねぇ・・・。
このところお客さんたちにも世代交代が進んで、少しずつだけど若い人たちも増えてきた。
二十代後半の青年に「ショーケン死んじゃったね」というと、「すいません。まったくわからないんですよ」という答えが返ってきてびっくりした。当たり前か。
平成生まれの彼にとって「太陽にほえろ」や「傷だらけの天使」なんてのは親の世代のドラマなんだべね。
ショーケンがあの頃の若い世代に与えた多大な影響を教えようとも思ったが、うまく言えそうにないのでやめた。
そのかわり、岡崎体育やレキシなんていうイマの流行り?を教えてもらったりして・・・。
おじさんはついていけませんでしたが。

還暦からひと月ちょっと経ったが、これといってかわりはない。
同い年あたりにもいろいろ聞いてみたら、けっこうみんないろいろあるみたいだ。
0000439900まず多いのは、高血圧、糖尿、通風・・このあたりがトップスリー。
あと多いのが睡眠障害
暗いうちから目が覚めてしまうというのもあるし、何度も目がさめてそのあと眠れないというのも聞く。
眠れないから色々なことを考えてしまって、それが気になってまた眠れなくなるという悪循環。
われわれのように長い間、昼夜逆転の生活をしていると、自律神経とやらが乱れてきて、様々な障害が起きるらしい。


若い頃に「眠れないときにいいよ」と、教えてもらった方法がある。
一般に「数息観」といわれている瞑想法の一種だが、なかなかに効果があるので試しにやってみるといいかも。hqdefault
いろいろな方法があるが、まず体の力を抜いて、ゆっくりと静かに呼吸を繰り返す。
呼吸に集中できるようになったら、吐く息を数える。
数え方は「いち、に・・」でも「ひ、ふ、み・・」でも「ワン、ツー、スリー」でもかまわない。

気をつけることは三つだけ。
一、数をまちがえないこと
二、雑念を交えないこと
三、間違えたり、雑念にとらわれたら、一からやり直すこと


もとは座禅で行なわれている修法だし、やり方も色々ある。
吸うときに「いー」と数えて、吐くときに「ちー」と数えるとか、百まで数える、最後まで数えたら逆から数えるとか・・・。
あんまり長く数えるのもダレるんで、十まで片道ぐらいが妥当でないべか。

眠れないときにこれをやるとてきめんに効果がある。
次々と湧いてくる雑念のおかげで、五以上進まなかったりもするが、しつこくやっているといつのまにか深い眠りについている。
たぶんかぎりなく単純なんで退屈なんだべね。
これであなたも熟睡まちがいなし!!
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それにしても今年の雪解けは早かった。
二月にどんどん融け始めた頃は「このまま雪が無くなるわけはないだろう」と思っていたけど、三月初めには道路にはほとんど雪が無くなった
いっそ夏タイヤに交換しようとも思うが、まだまだ油断は出来ない。
過去には5月に雪が積もったこともあるしね。
ま、それでも春のような陽気は気分がいい。
歌の文句じゃないけれど ♪パーッと家を飛び出して さぁ歩こう 輝くあの道を♫ってな気分になる。(On The Sunnyside Of The Street )


1538720707627-9f46d489-bcfb-4615-a1db-a62b7ae12d86このあいだ三十年ぐらい前に一緒にバンドをやっていた旭川のCさんが突然訪ねてきてくれた。
五年前にも一度会ったことがあったが、そのときは少し話しをした程度だった。
今回は宿を取って泊まりがけで遊びにきてくれた。
Cさんはエレキギターの達人だったが、少し変わったところがあって、なかなか他人となじまないような感じの人だった。
手が空いたので「ギターでも弾きませんか?」と言ったら、左手の中指を見せて「木工で指を削っちゃってしばらくギターを弾いてない」という。
見てみると、中指の第一関節の腹の部分が半分ほどそがれている。

そういえば前回会ったとき「いまギターや家具を作っている」と言っていた。
家具は今も作っていると言って写真を見せてくれた。
板の表面を削り、カナダから取り寄せた特殊な樹脂を流し込んだというテーブルは、深い海のようなグラデーションの美しいものだった。
斬新で繊細なギターを弾く人だったが、家具造りでも強いこだわりが感じられた。

その夜はたまたま南富良野からベースを弾く若者も来ていたので、自然とセッションが始まった。
Cさんも指が痛むと言いながらも、ギターをたくさん弾いてくれた。
昔話や近況を話し合うより一緒に演奏する方が、たくさんのことを話し合えた気がする。
そのうち酒もかなりまわり、なにを演奏しているかわからなくなった頃Cさんが「忠さん、いいよ。すごくいい。楽しい」と笑っていた。
いい笑顔だった。
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で、毎度のことながらそのあとの記憶はない。
次の日Cさんから「本当に楽しかった」と電話が来た。
子供を四人育て、三人の孫にも恵まれて、今やっと気楽に音楽を楽しめるようになったと言っていた。
昨夜、となりに座っていたお客さんに「これからどういうことをしたいんですか?」と聞かれて「早く死にたい」と言っていたのが聞こえた。

Cさん、来年で還暦でしょ。
二人合わせて120歳バンドをやりましょう!!
・・って、そんときこちらは六十一歳か・・・。

毎年のことだけど二月はあっという間に去って、早々と三月に突入した。
一月は正月気分も落ち着いた頃、小樽の友人の突然の訃報
ふだんよその町のお悔やみ欄を見ないマダムがたまたま見つけた。
年賀状にも「今年はディランに遊びにいきます」と書いてあったのに。
まだ43歳の若さだった・・・合掌。

02-1024x888そのあとはマダムのインフルエンザ罹患による一週間の引きこもり生活。
おかげさんで旧暦に出す年賀状や、二月の日本酒の会の下準備が出来た。
なんでもポジティブ思考でいかなきゃね。
で、平成最後の五十代最後の数日を経て、2月16日颯爽と還暦デビュー
たくさんの人にお祝いの品や言葉をいただいた。
ここまで大過なく来れたのは、丈夫に生み育ててくれた両親や祖母のおかげだし、日々の健康を支えてくれているマダムのおかげだ。
そして長い間ごひいきにしてくれるお客さんがいなければ、とっくに路頭に迷っていた。
と、感謝の日々を送っております。

うまい具合に誕生日が土曜日と重なったので、「全国の地酒を楽しむ会」の開催をその日にした。
この集まりも今回で14回目
すっかり定着した人気企画だ。
今回も告知して10日もしないうちに、満員御礼の札止め。
全国の選りすぐりの新酒を十二種類、30人の酒豪たちと堪能した。

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美酒の余韻、還暦の感慨にひたる間もなく平成最後で還暦後初の確定申告
還暦を境に一気にもうろくしたものか、生年月日を記入するのに昭和と平成をまちがえて、平成三十四年生まれなんて書き込んだり、単純なミスが多くいつも以上に手間取った。・・・。
で、やっとのことで本日提出
いやな顔ひとつせずチェックをしてくれた商工会議所のG君に感謝!!

さ、お次は3/31 の「リクオ・ライブ」、そして今年の研修旅行の計画を立てなければ。
3月もあっという間に過ぎそうだなぁ。
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yaku-blog-20181103-02なんでも還暦は厄年にあたるってんで、歳の初めに神社からお祓いのお知らせが届いていた。
が、厄年であろうとなかろうと、いろんなことは起こるし、なにか悪いことがあったからって厄年のせいにしてもなんにもならない。
いいことがあれば素直に喜び、悪いことがあったら全力で解決策を見つける。
中には自分の力じゃどうしようもないこともあるし、時間が経たなきゃどうしようもないこともある。
道産子なので吹雪やしばれのときは、過ぎ去るまでじたばたしないことが一番いいのはよく知っている。
風向きの悪いときは頭を下げてやり過ごすしか手はない。
ってなことで、お祓いには行かなかった。

imagesで、なにか悪いことが起きたかというと、今のところこれといって大したことは起きていない。
ただ数年前からぐらついていた奥歯が上下二本抜けてしまった。
今まで保っていたのが不思議なぐらいの歯だし、どちらも痛みも腫れもなく枯れるように抜けていった。
歯医者の先生曰く「みごと寿命を全うしたってことです」とのこと。
大きな歯なのに、抜けたあとは出血もなく傷口はすでに閉じていた。
先生も「めったにないことです」と首をかしげていた。
人生おしまいのときもこうありたいものだ。
歯は抜けるときには抜けるもんだし、厄年とは関係ないだろう。

で、ほかにはってぇと、このしばれるさなか、突然ストーブが故障した。
stove_title今まで何度か修理したときと同じ症状だが、運悪く連休で業者は休みときている。
これも二十年近く経つストーブなので、そろそろ寿命がきてもおかしくない。
東日本大震災のときに買っておいたポータブル・ストーブがこんなときに役に立った。
備えあればなんとやら。
これもただの故障だし、厄年とは関係ないだろう。

あとはといえば長年使っていた申告ソフトが突然入力できなくなった。
半日ほどかかっていろいろ調べたら、年号も変わるってんで、バージョンアップしなければいけない。
ってなことで、新しいソフトを購入して無事バージョンアップ終了。
ちょいと不都合なところがあるが、業者は連休で休みのため、問い合わせが出来ない。
これもただのバージョンアップ問題なので、厄年とは関係ない。

あとはこの頃鳴りをひそめていた持病の鼻炎がここ数日ひどくなって、薬がなかなか効きづらい。
これも厄年とは・・・。

あれ?もしかして、けっこう厄年を気にしてるんでないべか・・・。
お祓いも終わっちゃったしなぁ。

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