泥酔亭の成り行き日記

カテゴリ: 原発

fukuiいやはやなんともシバれること。
新しい年も明けて、もう少し辛抱すれば春がくることはわかっていても、もう少し何とかならんもんだべか。
うちのじい様もなんで北海道に住もうなんて考えたもんだかなぁ。
たしか伊藤家は福井の方から流れてきたって話だ。
ま、福井にいりゃいたで、何基もおっ建ってる原発にビクビクしなけりゃいけなかったかもしれないし、いまいるところを天国と思って暮らすのがいいんだべね。

それにしてもまだ避難している人たちにもこの寒さは容赦なくやってくる。
消費税増税に取り付かれた野ダメは、口先ばっかりで「被災者対策は全力で!」なんかいってるが、もう一年が経とうとしているのに、復興どころか数多くの自殺者までが出る始末だ。
増税に血道を上げてるヒマがあったら、毛布の百枚も持って被災地に行ってこい!
多額の賠償金が発生するのを牽制するために、一方的に出された収束宣言
これのおかげで、もし放射能の影響で病人や死人が出ても、「政府が安全宣言を出しているので放射能の影響は極めて考えにくい」ってなことを言い出すんだべなぁ。

usohousya御用学者やいかさまコメンテーターを動員して、「この程度の放射能にビクビクしてはいけませんキャンペーン」も絶賛実施中だ。
「ただちに健康に影響が出るものではない」とおっしゃられていた枝野様の言葉も、今では大間違いだったと国内だけでなく海外でもいい笑いものだ。
責任を認めないまま、被災者が「放射能の影響は極めて考えにくい」病気でこの世を去ってくれれば、賠償金が安く上がる、ぐらいなことを考えているとしても不思議ではない。

バカ高い公共料金にいたるところにかけられている税金。
さらに消費行為全般にかけられている消費税を10%以上に上げなけりゃやっていけない国家ってもう終わってんじゃないのか?
なにが節電にエコだかよ。
だれのために寒い思いまでして節電しろってんだか?
そういう電力会社の事務所はキチンと節電してんだべな。
こんな無能な連中にいくら税金を注ぎ込んだって、焼け石に水だって!
いや原発に冷却水か・・・。
nodanaikaku

mani八ッ場ダムも工事再開が決まって、いよいよ民主党のマニフェストも総崩れの様相を呈してきた。
いくら法的に拘束力がないとはいえ、よくもこれだけ「国民の方々とのお約束」を反故にできるもんだこと。
総選挙もしないから、この素人集団から政権を奪うこともままならない。
今回はっきり、四年もあれば国の一つぐらいガタガタにできるということがわかったわ。
ウィキペディアにも「日本ではその体裁から「有権者団との契約」と主張されることが多いが[1][2][3]、実際に法的拘束力があるものではなく、あくまでも選挙公約の一形態にすぎない。本家のイギリスでも法的な意味での契約の命令的性格については否定されている」と書いてある。
いかにも失言だらけの口先集団にぴったりの「お約束」だ。

さてイカサマ集団のお陰でなんにも信じられなくなってきたこの日本。mani2
真実はどうであれ、言い切ったものが勝ちみたいだ。
だれも認めない「収束宣言」で海外じゃすっかり笑いものになったが、海に流した放射能についても、イカレたことをいっている。
ちょいと長いけど、これを読む限り「こんな連中」にゃ何一つ任せとけないとますます確信するわ。

「福島第一原発事故で、何度も放射性物質を含む汚染水が海に漏出したが、原子力安全・保安院は「緊急事態」 を理由に、法的には流出量は「ゼロ」と扱ってきたことが分かった。
今後、漏出や意図的な放出があって もゼロ扱いするという。

umi電力事業者は原発ごとに海に出る放射性物質の上限量を定めるよう決められている(総量規制)
福島第一の場合、セシウムなどは年間二二〇〇億ベクレルで、年度が変わるとゼロから計算される。
しかし、四月二日に高濃度汚染水が漏出しているのが見つかり、汚染水の保管場所を確保するため、東京電力は建屋内のタンクに入っていた低濃度汚染水を意図的に海洋に放出した。

これら二件の漏出と放出だけで、原発外に出た放射性物質の総量は四七〇〇兆ベクレル(東電の試算)に達し既に上限値 の二万倍を超える。試算に対しては、国内外の研究機関から「過小評価」との異論も出ている。
十二月月四日には、処理済みの汚染水を蒸発濃縮させる装置から、二六〇億ベクレルの放射性ストロンチウムを含む水が海に 漏れ出した。
さらには、敷地内に設置した処理水タンクが来年前半にも満杯になる見込み。この水にもストロンチウムが含まれている。
東電はできるだけ浄化して海洋放出することを検討しているが、漁業団体の抗議を受け、当面は放出を見送る方針だ。 hoan

保安院は事故への対応が最優先で、福島第一は損傷で漏出を止められる状態にない「緊急事態」だった点を強調し、総量規制を適用せず、四七〇〇兆ベクレルの漏出をゼロ扱いする理由を説明した。
「緊急事態」に伴う特例扱いは「事故収束まで」続くとも説明したが、具体的な期間は「これからの議論」とあいまい。
今後、仮に放射性物質を含んだ処理水を放出したとしても、ゼロ扱いを続けるという」。

「保安院全員アホ」・・・。

yukiいやぁ、シバれたシバれた。
昨夜お客さんを送り出すときに入ってくる冷気ときた日にゃ、冷凍庫のドアを開けたみたいだったわ。
まだ冬も始まったばかりだっちゅうに、冬将軍はすっかり本気モードらしい。
おまけに雪の方も容赦ない。
ここいらは少しマシとしても、岩見沢のあたりはシャレにならん積雪量だ。←
おまけにインフルエンザも流行すると、お国が宣言してくれた。
風邪とギックリ腰に気をつけて、なんとか春を迎えたいもんだ。

お国が宣言してくれたといやぁ、本日めでたく福島の原発事故が「収束」したということだ。
いやぁ、めでたいめでたい。
「福島の復興なくして日本の復興なし!」。
さすが国民目線の民主党
これであとは30年かけて廃炉にすれば一件落着だ。
もっとも世界中のメディアはどこひとつとして信じていないようだが。
ま、マニフェストもひとつとして守れないくせに、その場しのぎの大口を叩くイカサマ政権。
信じろってほうが無理だ。
yoshida
放射能との因果関係は考えにくい」ガンで、治療中の吉田所長は「30年なんてとんでもない!300年かかっても廃炉なんて出来っこない」といったとか。
ま、東電側としちゃ諸々の責任をおっかぶせて、この世からいなくなってほしい人間のいうことなんざいちいち気に止めるわけもない。

国民目線、被災者救済を第一義としている野田政権。
なんでもこの寒空の下、仮設住宅の暖房は二の次三の次らしい。
暖房器具の設置は宮城県で8.5%、福島県で28.2%。
暖かい官邸でのほほんと「消費税増税は不退転の決意!」なんてぬかしているうちに、今度は凍死者が出るんでないのか?

折もよく原発事故は収束したことだし、これからの国会や復興会議は福島の野外テントの下でやってくれや。
放射能まみれの雪でもかぶれば、どじょっこも少しは冬眠から覚めるんじゃないのか。

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hisaiミチロウさんのライブも終わり、その他もろもろを片付け、あとはインディーのライブで今年も暮れる。
震災のせいか歳のせいか、はたまた混迷を深めるご時世のせいか、一年の経つのがいつもより異常に早く感じるのは自分だけだべか?

お客さんからよく聞くのは「震災以来、何をやっても腹の底から楽しめない」という言葉。
別に特別意識して自粛しているわけではないが、なにかをしようとするといつも被災地のことが頭をよぎる。

なんとかごまかして幕引きを図ろう、責任をとらないでなし崩しに済まそうとする東電の話を聞くたびにはらわたが煮えくりかえるし、ド素人ぶりが日に日に明らかになっていく民主党のやり方にもあきれ返って口が開けっ放しになる。
さらにこれから厳しい冬が来るというのに、まるで過去のことのように扱われている被災者のことを思うと胸のあたりが苦しくなる。
とにかく安易な幕引きをさせないように、多くの情報を手に入れ、姑息な詭弁に騙されないようにすることが大事だ。

このあいだ見たニュースは目を疑うようなものだった。
福島県二本松市の「サンフィールドゴルフ倶楽部」が放射能測定をしたところ、毎時2〜3マイクロシーベルトを観測したので、東電に除染するように求めて東京地裁に仮処分を申し立てた。
musyu東電の起こした事故で損害を被っているのだから、当然除染するのが当たり前と思っていたら、東電は「原発から飛び出した放射能は東電のものではない。"無主物"なので、除染する必要はない」と訴えを退けたという。

金にあかせて口の達者な弁護士を多数用意してるんだろうが「無主物」とはよく言ったもんだ!
飛び散ってしまった放射性物質は、もう他人の土地にくっついたのだから、自分たちのものではない。そんないってるわけだ。
で、裁判所は東電に除染を求めたゴルフ場の訴えを退けた。

このゴルフ倶楽部、通常三万人以上集まるお客さんも来なくなり、17人いた地元の従業員も全員9月いっぱいで退職してもらったという。
東電側は「個別の事案には回答できない」とあいかわらずの高慢ちきぶり。

こんな理屈が通れば一体どんなことになるのか?
こんな企業が誠意を持って被災者に対して責任を取ることができるのか?
被災地にいるボランティア、救助を行った自衛官、消防士等、そして被災者が被曝して発病しても、グダグタと屁理屈を捏ねてしらんふりを決めことは間違いない
金さえあれば裁判には勝てるとでもいわんばかりの傲慢な態度。
東電本社に無主物のサリンでも撒いたろか!

touden



demo「まず日常を取り戻すことが大事」。
「必要以上に自粛して社会を停滞させてはいけない」
ってなお題目のもと、忘れることが大得意の日本国民らしく、東北大震災を過去に押し流そうとしているように見える。

もっとも各地ではいまだ反原発、脱原発などのデモや新規建設反対の闘争も続いている。
ようは忘れさせようとする側と、それらと利権でベッタリつながっているマスコミが、「忘却、無視作戦」を行なっているだけだ。

挙句の果てには「放射能ノイローゼ」などといって、なんの根拠もなく変人扱いするキャンペーンまで進行中だ。

このあいだも「全国最多の原発15基(1基は解体中)500を抱える福井県と県内立地4市町に、匿名を希望する大口寄付が2010年度までに少なくとも計502億円寄せられて いたことが、自治体への情報公開請求などでわかった。朝日新聞の今回の取材で、約3割の150億円は、同県内に原発をもつ関西電力など電力事業者からと特 定できた。」というニュースがあった。
原発交付金の他に「匿名を希望」してまで、金でがんじがらめにしていたわけだ。

しかし、すべての人たちが金や権力に縛られているわけではない。
今日Twitterに「みんな地球の子どもじゃん!
「【拡散願】北海道自主避難5次募集受付中!何でも電話、メールにてご相談ください。家賃・交通費無料!11月13日出発予定!11月6日まで受け。」というお知らせが載っていた。

PDFのパンフレットの最後には「北海道の被災者支援のモットーは 「結縁」 です。
東北は北海道の父祖の地。 全力で恩返します!
どうぞ北海道へ!北海道は土地も道産子の度量も広いですよ!」という言葉が載せられている。

締め切りを見たら11/6!
もし避難を考えている知り合いがいたら教えてあげてください。
ここからPDFファイルをダウンロードできます。

NPO法人「みんな地球の子どもじゃん」
genpatsu


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