泥酔亭の成り行き日記

カテゴリ: 旅行

お盆が近くなったと思ったら、いきなり寒くなったのでびっくり!
噂によると、暖房をいれた家もあったとかなかったとか・・・。
これで北海道の夏もすっかり終わりかと思ったら、今日からまた暑さがよみがえってきた。
この寒暖差が北海道の夏の特徴だべかね。

でまぁ、長々と書き連ねてきたこの旅行記も、ここいらでおしまい。
幕別に入ったわれわれは、町のスーパーでお気に入りの酒を仕入れて、ふと小高い山の上を見た。
するとそのてっぺんには、なにやらどでかい建物がそびえている。
なんかの宗教施設だべか?と、ナビの言う通りに山道を登って行くと、その建物にどんどん近づいていく。
たどり着いてみると、そのどでかい建物が今夜のお宿「幕別グランヴィリオホテル」であった。
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フロントでキーを受け取り、7階の部屋にはいると、昨夜に続いてここもベランダからの絶景が広がっている。
P_20170710_160136_HDR今回の旅は、絶景に恵まれている。
黙っていても小高い丘の上にあるってのに、さらにまた7階も上がれば、そりゃあ見晴らしがいいに決まってるってもんだ。
温泉ももちろんモール温泉で、10種類以上の湯船も備えているバブル時代の残り香あふれる湯宿だ。
ひとっ風呂浴びて、ベランダからだだっ広い十勝平野を眺めながら、ビールを飲んでいるとバカでかい観光バスが何台も駐車場に入ってくる。
で、そこから降りてくる団体さんは、爆買いでその名を轟かせている中華の方々
今夜のヴァイキング会場を想像すると、寒気がしたが、さすがそこらへんは抜かりがなく、中華系の方々の夕食会場は、われわれとは別の場所に設定されていた。

P_20170711_032700_NT大きいことはいいことだ精神の拡大主義の方々と、ヴァイキングの会場を共にするなんぞ、考えただけでも恐ろしいわ。
日本酒利酒付きのコースを味わい、遠くに大音量の中国語を聞きながら、その日の夕食はおごそかに終了。
夜明け頃目がさめてベランダに出ると、広大な十勝平野を大きな満月が照らしていた。
マダムの「うなぎで一杯やりたい」から始まった、二泊三日の十勝の旅はこんな感じで終わっていった。
降る降るといっていた雨はひと粒も降らず、芦別に入る少し手前になってから、ようやく思い出したように土砂降りになった。
これもマダムの日頃の行いの良さのおかげか。

ってなことで、マダムご生誕◯◯周年記念旅行記、第一巻の終わりとするところであります!
さらば十勝よ、また来る日まで・・・。

FullSizeRender-113蕎麦、うなぎフルコース、お夜食のうどんを堪能し、ぐっすり眠った翌日、「ぱんちょうの豚丼」と並ぶ帯広のソウルフード「インデアンカレー」を昼食に決め、ホテルを後にした。
調べたところによると、駅裏の「長崎屋」にも支店があるという。
いまどきのショッピングセンターは、9時オープンが当たり前なので早めに行ってみると、さすが老舗の長崎屋、10時にならなければ開店しないようだ。
そういえば、むかしラジオのCMで「10時をお知らせします。長崎屋の開店の時間です」ってのがあったっけ。
いまも伝統は守られてるってわけね。

駅のショッピング・モールは開店していたので、ちょこちょことお買い物なんぞをして時間を潰して、いざインデアンへ。
P_20170710_113146久々に食べるインデアンカレーは、以前とまったく変わらないオーソドックスな味と見かけ、そしてお手頃な料金設定
このシンプルさが、長きにわたって帯広市民の舌を満足させてきたってわけだ。
このインデアンカレー、そこいらの繁盛店とちがって、ちょっと売れたからって全国展開なんてことはせずに、ひたすら十勝にとどまっている
しかもレトルトを販売したり、コンビニとコラボしたりなんてこともない。
だからこそ、十勝の人間にこれだけ長く愛されているってわけだ。
知り合いの言うには、バーモント・カレーがベースだという話もあるらしい。
働いていた人にも聞いたが、90%はわかったが、最後の10%は一部の人間の秘伝だとのこと。
このあたり前の味だから、飽きられずに、今も残ってるんだなぁ。
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P_20170710_125442で、名物も食ったし、しばし自然に親しも
うってことで、市内で一番広い緑ヶ丘公園へ行く。
ここにゃなんでも日本一長いベンチがあって、そこにあのオノ・ヨーコさんも来たとか来ないとか。
それにしても、予報では雨だったはずが、昼を過ぎてますます気温がうなぎのぼりに上がっている。
空のどこを見ても、雨なんざ降ってきそうにないピーカンの青空だ。
炎天の中、ベンチを見つけて記念撮影をして、フェイスブックにアップしたところ、さっそく「日本一はどこかに抜かれたはずです」との無情のコメント。
くやしいので調べてみたら、2011年8月28日に全長653mのベンチ(帯広は400m)が富山県南砺市に完成して、現在はそこが日本一とのこと。
完成の6年後に石川県冨来町にも抜かれているので、現在日本で3番目に長いベンチということだ。

いくら空を眺めても、雨のひと粒も降ってこなさそうなので、早めに今夜の宿のある幕別に移動して、温泉に入ってビールでも飲むことにした。
それにしても、昨日より暑いかも・・・。
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IMG_3980昼飯の蕎麦もこなれて、温泉にも入り、仮眠をとって万全の体制で夕暮れ迫る帯広の町を駅に向かって歩いた。
札幌や旭川に比べると、人の数も車も少ない
歳とともに人混みや混雑が嫌いになってきているので、これぐらいのにぎやかさがちょうどいい。
帯広駅の裏に出てタクシーを拾い「うなしんまで」というと、「もうそんな季節ですか」と運転手がいう。
ほんとはうなぎは冬のほうが脂が乗って美味いんだとか・・。
ま、酒飲みにとっちゃどうでもいいことだけどね。
で、ほどなく「うなしん」にご到着。

客はカウンターに1人、小上がりに4人、こちらも腰を落ち着ける気満々なので、小上がりに陣取らせていただく。
まずはビールで乾杯し、「串やき5本セット」を2セット注文。
最初にやってきたのは、希少なレバー
「なくなり次第売り切れ!」という、当たり前のコピーが光る一品だ。
プリプリっとした食感がたまらない。
すかさず熱燗を二合注文。
間髪を入れずに焼きあがってくる「かしら」「ひれ」「短尺」「肝」のお歴々。
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すっきりしたものも欲しいってんで「うざく」も注文。
una02  una03日本酒なら蒲焼きよりも「白焼き」がよかろうってんで、白焼きと柳川も注文する。
あとはひたすら呑みかつ喰らうだけだ。
ふと気が付くと、カウンターの男性も、こちらに負けじと色々注文しながら、酎ハイを飲んでいる。
気分は「孤独のグルメ」ってところか?
いや「孤独の〜」は酒を飲まないから、さしずめ「酒場放浪記」ってところか。

あとは自分の好きな串を何本かいただき、酒も追加して本日のメインイベント終了。
マダムもすっかりご満悦のご様子だ。
タクシーを呼んでもらって、帯広の町を散策して、通りすがりの店で少し飲んでホテルに戻った。
するとそこには宿泊者用に、夜食のうどんが用意されていた。
部屋も広いし、眺めもいい、飲み屋も近くて、コーヒーは飲み放題、おまけに夜食まで付いてくる。
これでお二人様¥6,800
帯広の定宿に決定だな。

ってことで、明日は雨らしいので、インドア中心の計画を練るとするか。

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images美味しい蕎麦で腹を満たしたあとは、一路帯広を目指し車を走らせた。
いつもなら狩勝峠を超えたあたりでぐっと涼しくなるはずだが、心なしか気温は上がり続けているような気がする。
それもそのはず、この日の帯広は道内で一番の暑さだったようだ。
そうとは知らず、「帯広でこれだけ暑いんだから、芦別はもっと暑いだろう」なんて思っていた。
ま、どこも似たような猛暑だったらしいが、わざわざ北海道で一番暑いところを選んできてしまったようだ。

12902589_lPCC2y3WA6stqRPJU_lD-UvmICNUYJ96ny4Ux4REaAsそんなこんなで、無事帯広に到着。
ホテルにも風呂はあるらしいが、せっかくなんで温泉にでも入るべかと、「天然温泉やよい乃湯」にてご入浴。
ひとっ風呂浴びてスッキリして、今夜の宿「ホテル エリアワン」へ。
このホテルはネットで見つけたが、値段の割には部屋も広く、バルコニーもあり、広い風呂まで付いているという。
駅からは約1kmほどだが、繁華街やアーケードは近い。
で、部屋に入ってみると、たしかに広い部屋にバルコニー、大きな窓のついた広い風呂、おまけにサウナ!まで付いている。
察するに、ここは以前どうもL◎VE HOTELだったようだ。
まぁこちとら、LOVEでもPEACEでもかまわない。
今宵のうなぎディナーに備えて、ひとまず仮眠をとることにした。
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(「ホテル エリアワン」のベランダより)

今夜のお目当てのうなぎ屋は、帯広の駅裏約2kmのところにある「うなしん」
以前昼間におじゃましたとき、メニューに「うなぎの串焼きセット」を見つけ、運転さえなかったら、こいつで一杯やりたいと、泣く泣く帰ったことがある。
今夜はマダムの誕生日に便乗してのリベンジ・マッチだ。
首を洗って待ってろ「うなしん」!
ってより、炭をおこして待ってろ!か・・・。

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108e8d1a559旅行といっても、たかだか車で3時間ほどのところなので、前の日に少しぐらい呑み過ぎても差し支えあるまいと、軽く考えていたが、毎度のことながら少しぐらいで済むはずがなかった。
ってなわけで、朝9時出発の予定は当然守られるはずがなかった。
とはいっても、そこはマダムのご生誕記念、いつまでもダラダラしているとどんな目に合わされるかわからないので、やっとの思いで床を出て、2時間遅れの11時に無事出発。

ここ数日夏らしく暑い日が続いていたが、それも今日までで明日からは曇ったり降ったりするらしい。
晴天の中、富良野、南富良野、狩勝峠を無事通過。
imgrc0063954276いつもなら狩勝峠を超えたあたりから、少し涼しくなるはずだが、心なしかよけい暑くなっている気がする。
新得で蕎麦でもたぐってやるかと思ったが、ちょうど昼時分なので混んでいるといけないので、清水町まで行くことにした。
ネットで調べた店がいくら探しても見つからないので、通りすがりの蕎麦屋に飛び込んだ。
入れ違いに会計をしていたお客さんに「お待たせして本当にすみませんでした」と店員が何度も頭を下げている。
ってことは、ここはかなり「お待たせ」させてくれる店なんだべか?と、なるべく手間のかからないように「せいろ」の中盛りをオーダー。
マダムは、そんな瑣末なことには一切かまわず、おすすめだという「ひやしごぼう天」を注文。
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さていかほど待つことになるかと、覚悟を決めていたところ20分ほどで出来上がり。
出てきた蕎麦は、麺もたれも申し分ない本寸法
近くに「目分料」という高名な蕎麦屋があるが、後でネットで見たところ、そこと人気を二分しているという。
幸先のいいスタートに気分も高揚。
ちなみにこの蕎麦屋の名前は「三品(みしな)」という。
少し行った先にとんかつで有名な「みしな」という店があるが、そこと関係があるのかもしれない。

で、腹もいっぱい、天気も上々、まっすぐに伸びた十勝の道を一路帯広に向かった。
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