泥酔亭の成り行き日記

カテゴリ: 旅行

IMG_3980昼飯の蕎麦もこなれて、温泉にも入り、仮眠をとって万全の体制で夕暮れ迫る帯広の町を駅に向かって歩いた。
札幌や旭川に比べると、人の数も車も少ない
歳とともに人混みや混雑が嫌いになってきているので、これぐらいのにぎやかさがちょうどいい。
帯広駅の裏に出てタクシーを拾い「うなしんまで」というと、「もうそんな季節ですか」と運転手がいう。
ほんとはうなぎは冬のほうが脂が乗って美味いんだとか・・。
ま、酒飲みにとっちゃどうでもいいことだけどね。
で、ほどなく「うなしん」にご到着。

客はカウンターに1人、小上がりに4人、こちらも腰を落ち着ける気満々なので、小上がりに陣取らせていただく。
まずはビールで乾杯し、「串やき5本セット」を2セット注文。
最初にやってきたのは、希少なレバー
「なくなり次第売り切れ!」という、当たり前のコピーが光る一品だ。
プリプリっとした食感がたまらない。
すかさず熱燗を二合注文。
間髪を入れずに焼きあがってくる「かしら」「ひれ」「短尺」「肝」のお歴々。
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すっきりしたものも欲しいってんで「うざく」も注文。
una02  una03日本酒なら蒲焼きよりも「白焼き」がよかろうってんで、白焼きと柳川も注文する。
あとはひたすら呑みかつ喰らうだけだ。
ふと気が付くと、カウンターの男性も、こちらに負けじと色々注文しながら、酎ハイを飲んでいる。
気分は「孤独のグルメ」ってところか?
いや「孤独の〜」は酒を飲まないから、さしずめ「酒場放浪記」ってところか。

あとは自分の好きな串を何本かいただき、酒も追加して本日のメインイベント終了。
マダムもすっかりご満悦のご様子だ。
タクシーを呼んでもらって、帯広の町を散策して、通りすがりの店で少し飲んでホテルに戻った。
するとそこには宿泊者用に、夜食のうどんが用意されていた。
部屋も広いし、眺めもいい、飲み屋も近くて、コーヒーは飲み放題、おまけに夜食まで付いてくる。
これでお二人様¥6,800
帯広の定宿に決定だな。

ってことで、明日は雨らしいので、インドア中心の計画を練るとするか。

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images美味しい蕎麦で腹を満たしたあとは、一路帯広を目指し車を走らせた。
いつもなら狩勝峠を超えたあたりでぐっと涼しくなるはずだが、心なしか気温は上がり続けているような気がする。
それもそのはず、この日の帯広は道内で一番の暑さだったようだ。
そうとは知らず、「帯広でこれだけ暑いんだから、芦別はもっと暑いだろう」なんて思っていた。
ま、どこも似たような猛暑だったらしいが、わざわざ北海道で一番暑いところを選んできてしまったようだ。

12902589_lPCC2y3WA6stqRPJU_lD-UvmICNUYJ96ny4Ux4REaAsそんなこんなで、無事帯広に到着。
ホテルにも風呂はあるらしいが、せっかくなんで温泉にでも入るべかと、「天然温泉やよい乃湯」にてご入浴。
ひとっ風呂浴びてスッキリして、今夜の宿「ホテル エリアワン」へ。
このホテルはネットで見つけたが、値段の割には部屋も広く、バルコニーもあり、広い風呂まで付いているという。
駅からは約1kmほどだが、繁華街やアーケードは近い。
で、部屋に入ってみると、たしかに広い部屋にバルコニー、大きな窓のついた広い風呂、おまけにサウナ!まで付いている。
察するに、ここは以前どうもL◎VE HOTELだったようだ。
まぁこちとら、LOVEでもPEACEでもかまわない。
今宵のうなぎディナーに備えて、ひとまず仮眠をとることにした。
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(「ホテル エリアワン」のベランダより)

今夜のお目当てのうなぎ屋は、帯広の駅裏約2kmのところにある「うなしん」
以前昼間におじゃましたとき、メニューに「うなぎの串焼きセット」を見つけ、運転さえなかったら、こいつで一杯やりたいと、泣く泣く帰ったことがある。
今夜はマダムの誕生日に便乗してのリベンジ・マッチだ。
首を洗って待ってろ「うなしん」!
ってより、炭をおこして待ってろ!か・・・。

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108e8d1a559旅行といっても、たかだか車で3時間ほどのところなので、前の日に少しぐらい呑み過ぎても差し支えあるまいと、軽く考えていたが、毎度のことながら少しぐらいで済むはずがなかった。
ってなわけで、朝9時出発の予定は当然守られるはずがなかった。
とはいっても、そこはマダムのご生誕記念、いつまでもダラダラしているとどんな目に合わされるかわからないので、やっとの思いで床を出て、2時間遅れの11時に無事出発。

ここ数日夏らしく暑い日が続いていたが、それも今日までで明日からは曇ったり降ったりするらしい。
晴天の中、富良野、南富良野、狩勝峠を無事通過。
imgrc0063954276いつもなら狩勝峠を超えたあたりから、少し涼しくなるはずだが、心なしかよけい暑くなっている気がする。
新得で蕎麦でもたぐってやるかと思ったが、ちょうど昼時分なので混んでいるといけないので、清水町まで行くことにした。
ネットで調べた店がいくら探しても見つからないので、通りすがりの蕎麦屋に飛び込んだ。
入れ違いに会計をしていたお客さんに「お待たせして本当にすみませんでした」と店員が何度も頭を下げている。
ってことは、ここはかなり「お待たせ」させてくれる店なんだべか?と、なるべく手間のかからないように「せいろ」の中盛りをオーダー。
マダムは、そんな瑣末なことには一切かまわず、おすすめだという「ひやしごぼう天」を注文。
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さていかほど待つことになるかと、覚悟を決めていたところ20分ほどで出来上がり。
出てきた蕎麦は、麺もたれも申し分ない本寸法
近くに「目分料」という高名な蕎麦屋があるが、後でネットで見たところ、そこと人気を二分しているという。
幸先のいいスタートに気分も高揚。
ちなみにこの蕎麦屋の名前は「三品(みしな)」という。
少し行った先にとんかつで有名な「みしな」という店があるが、そこと関係があるのかもしれない。

で、腹もいっぱい、天気も上々、まっすぐに伸びた十勝の道を一路帯広に向かった。
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スチーム6月にストーブをつけるぐらい寒い日があったと思えば、ここ数日は北海道が日本で一番暑いとか・・・。
しかも昨日、今日ときたら、まるでスチームサウナのような蒸し暑さだ。
梅雨のない北海道に暮らしてきたせいか、こういう天気はめっぽうこたえる。
スカッとした暑さが北海道の夏のいいところなんだけどなぁ。
ま、日が落ちると少し風が涼しくなるのが、これまた北海道のいいところだけど。

さて今月、御歳◯◯歳をお迎えになるマダムに、お祝いはなにがいいと聞くと、どこか遠いところでゆっくりしたいとのお答え。
はじめは稚内から利尻、礼文あたりを回って・・・とか阿寒湖から釧路・・または洞爺湖からニセコあたり・・なんぞといろいろ考えた。
すると、遠いところへ行くには時間がかかる。
tokachi_smr_img01ゆっくりするにはたくさんの時間が必要・・・この2つは上手くバランスを取らないと、「力いっぱいリラックスする」なんていうヘンテコなことになりかねない。

ま、移動はせいぜい3時間あたりがいいところだ。
ってんで、芦別を中心にぐるっと地図の上を見渡していたら、広大な十勝平野が浮かんできた。
狩勝峠を超えれば少しは涼しくなりそうだし、帯広あたりまで行けばモール温泉もそこかしこにある。
おまけにマダムの好きな鰻の名店もあるし、帯広市民のソウルフード「インデアンカレー」もある。
ほかの土地に未練を残したマダムを説き伏せ、マダムご生誕◯◯周年記念ツアーは帯広方面に決定した。
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ま、だいたい毎度のことだが、旅に出かける前の日は忙しく、閉店時間が遅くなる傾向にある。
この日も登別から懐かしいのが顔を出したり、友だちがマダムにプレゼントを持ってきてくれたりと、予想通り閉店時間は丑三つ時を軽く超えた
よせばいいのに、自宅に戻ってまで晩酌をしたせいで、寝ついた頃には東の空が明るくなっていた。
はたして、予定通り帯広までたどり着けるのか?
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P_20160912_210959ふだんは不信心のくせに、奈良の天河神社を訪ねて以来、神社の佇まいが好きになり、旅に出るとその土地の神社を見て回るのが恒例になってしまった。
ってなことで、ここ宮崎でも、鵜戸神宮、青島神社、宮崎神宮と三社を廻った。
レンタカーを返却し、いったんホテルに戻って、宮崎最後の夜を楽しむべく、雨上がりのニシタチへ出かけた。
目指す「北のきつね」は、まだ開いてないかもしれないってんで、軽く居酒屋で底を入れとこうと、近くの「たちばな水産」なる店に飛び込んだ。
ここがまた大当たりで、酒も大好きな「黒龍」や「五凛」なんぞも揃っている。
が、やはりここは地元宮崎の酒でいってみようってことで、日向灘の活鯛の刺し身や、サザエのつぼ焼きなんぞを肴に「千徳」「菊初御代」をいただく。

カウンターの向こうにいる坊主頭の従業員が、「どちらからいらしたんですか?」と聞くので、「北海道から希望と太陽のロックフェスに行くためにきた」というと、びっくりしていた。
P_20160912_203546「ディラン」というライブ・バーをやっているというと、自分の名札を指さしたので見ると、そこには「ボブ」と書いてある。
「海外からの出稼ぎか?」というと、生粋の宮崎っ子だという。
これもなにかの縁なので、「北海道に戻ったら、糠サンマ送ってやる」という話になった。
案の定、糠さんまや糠にしんのことは知らなかったようで、「どんな味かまったく想像がつきません」といっていた。
もしかすると、今ごろニシタチあたりに密かな糠さんまブームが起こってたりして。
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P_20160913_000046もう頃合いもよかろうってんで、ボブに別れを告げて「北のきつね」に入店。
こぢんまりした清潔感あふれる店内には、割烹着姿の女将さんと、娘さんがいた。
O浦くんとのいきさつを話し、芦別から来たというと、喜んで歓待してくれた。
おとなりの常連さんから、北海道では見かけない芋焼酎「木挽ブルー」なる酒をすすめられて飲んだが、蕎麦焼酎で有名な雲海酒造が作っているだけあって、あっさりと飲みやすい。
おつまみも北海道のものが多く「ししゃも」「鮭とば」「ホッケの開き」のほかにも「ジンギスカン」まであるには驚いた。
わざわざ松尾ジンギスカンから仕入れているとのことで、松尾の社長さんがお礼に来たこともあるといっていた。
女将さんは、野花南の出身で、二十代前半にこちらに来てそれからずっと宮崎に暮らしているという。

落ち着いた雰囲気の中で味わう、美味しい酒と料理と会話は格別で、宮崎最後の夜にふさわしい時間を過ごすことができた。
ゆったりと落ち着いた風情の町、宮崎。
ぜひまた訪れたい町だ。
今度は必ず高千穂峡に行くぞ!
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ってことで、なんとか今年中に書き終えることができた。
さて来年はどこに行ってみるべか?
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