泥酔亭の成り行き日記

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16473214_927186024085317_1249535676923747298_nこのあいだミュージック・ハーベスト2017のミーティングがあった。
スタッフの多くは若手を中心とした顔ぶれだ。
ディランの15周年を記念して開催した一回目が1998年
そのときのサブタイトルは「新しい伝説の始まり」
これは、野外ライブというと必ず引き合いに出されるウッドストックや、中津川フォーク・ジャンボリーなどのイメージから離れ、自由な発想で新しいイベントを作りたいと思ってつけた。
ここから、新しい「伝説」を作るんだという意気込みだった。

それから15年経った2013年に、ディランの30周年記念としてミュージック・ハーベストは再開した。
一回目から15年が過ぎた今、必要なのはやはり若い人たちへの継承だと感じた。
たしかに自分たちには長年培ったノウハウや人脈がある。
しかしそれに縛られて自由な発想ができなくなっていることも多い。
そこで2013年のハーベストのサブタイトルは「時代は変わる」にして、若い人たちを積極的にスタッフに加えた。
そして次の年2014年のハーベストで、ディランとしては、このイベントから一歩身を引くことにした。
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はほとんどを次世代にまかせ、足りない部分をサポートすることに徹底した。
出演者も今までとはガラリと変わり、すべて新しいスタッフたちが決定した。
口や手を出したいのをグッとこらえて、徹底的に裏方に回った。
危なっかしい場面もたくさんあったが、新しい若いスタッフたちは無事にやり切った。
体力も精神も限界をとうに超えていたようだが、やり切ったことで新しい自信もついたことだろう。
反省会のとき、リーダーが「来年一年休んでじっくりと考えてみたい」ということで、2016年は休止ということになった。

そして今年2017年、さんざん迷ったようだが、開催することにしたという。
場所も新たに探し、すべてをゼロから作り上げるぐらいの気持ちでやるという。
ミーティングでも、余計な口を挟まずにずっと聞き役に徹していたが、なかなか斬新な意見もたくさん飛び出して、中身の濃いミーティングになった。
やはり次世代にバトンを渡したことは正解だったようだ。
さて、それが今年どんな実を結ぶのか?
今から楽しみだ。
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P1030130早いもので、「全国の地酒を楽しむ会」も今年で十回目を迎えた。
毎年やりはじめたのはここ五、六年ぐらいだから、足掛け十五年ぐらいにわたって日本全国の地酒を飲んできたことになる。
一度に十二種類の地酒を口にする機会というのもめったにないせいか、毎回多くのお客さんが参加してくれる。
十回ってことは、いままでに120種類の日本酒の味くらべをしたことになる。
それでもまだまだ飲んだことのない酒や、飲んでみたい酒がたくさんある。
日本酒の世界もなかなかに奥が深いもんだ。

P1070306初めて企画したのは、自分の誕生日の2月に、なにかイベントをやろうかと思ったのがきっかけだった。
俗に「ニッパチ」なんぞといって、2月と8月は飲み屋のヒマな時期。
いまさら誕生日祝いでもあるまいってんで、じゃあ逆にお客さんに喜んでもらえるイベントをやろうってことになった。
そこでテーマを決めて、日本酒十二種類を飲みくらべすっぺ!ということにあいなった。
最初はたしか、しぼりたての新酒を飲み比べるってやつだった。
酒も火入れをする前の生酒だとまた風味が違うし、無濾過だったり、おりがらみや微発泡のものもあり、ふだん飲みなれた銘柄でも、まったく別の味わいがある。P1090446

今回は近畿地方二府四県「大阪府」「京都府」「奈良県」「和歌山県」「滋賀県」「兵庫県」からセレクトした。
大阪からは府民に人気の「呉春 本醸造」と「秋鹿 純米 能勢福」。
京都は人気銘柄「まつもと 純米 守破離」と「徳次郎 特別純米」。
奈良県は「梅の宿 純米吟醸 辛(しん)」と「みむろ杉 特別純米 露葉風(つゆはかぜ)」。
和歌山県は「雑賀 純米吟醸 しぼりたて生」と「紀土-KID- 純米」。
P1090451滋賀県は「喜楽長 純米吟醸 三方良し」と「波の音 純米吟醸 湖」。
兵庫県は「小鼓 純米吟醸」と「仙介 特別純米」というラインアップ。
肝心の酒の肴は、いつもどおり「板垣商店」さんと「清鮨」さんにお願いした。

一人でしんみり飲むのもいいかもしれないが、たまには大勢でわいわい言いながら飲むのも楽しいものだ。
和醸良酒(わじょうりょうしゅ)という言葉には二種類の意味がある。
ひとつは「和は良酒を醸す」いい酒を作るのにはたくさんの人の「和」が必要だということ。
もうひとつは「良酒は和を醸す」良い酒は人間関係をまるくし、和が生まれるという意味だ。
お客さんたちの飛び切りの笑顔を見ていたら、この言葉が浮かんできた。
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昨日、一昨日と、まるでもう冬も終わったのかと思わせるようないい陽気だった。large
おまけに昨日なんざ雨まで降りだしたもんだから、雪は溶けて地面はグズグズになるわ、あちこち滑るわで大変だった。
・・が、なんといっても寒いよりは暖かい方がいい。
長い冬もそろそろ退散か・・なんてニヤついていたら、さっそく今日は大寒波の到来
さすが今年の冬も一筋縄ではいかないわ。
昨日雨が降ったあとにシバレたもんだから、道路のすべることすべること。
あぶなく前の車に追突するところだった。

七十二侯でいえば昨日からは「魚上氷(うお こおりを いずる)」。
どじょっ子やふなっ子も「春がきたか」と思って出てきたところに、この寒波。
まとめてルイベになったべなぁ。南無南無・・。

e69344deさて、そんな寒波なんざ吹っ飛ばせってんで、今週末「全国の地酒を楽しむ会」を開催する。
今回は近畿地方二府四県12種類の地酒をどーんっと飲みくらべときたもんだ。
近畿地方といえば、古来三大酒どころといわれる「灘」「伏見」「池田」のあるところ。
ほかにも兵庫県、滋賀県、奈良県と隠れた名酒も多い土地柄だ。
兵庫の「小鼓」、奈良の「梅の宿」、大阪の「呉春」「秋鹿」などふだん馴染みの酒のほか、今回はじめて飲む「徳次郎」「三室杉」「波の音」なんてのもある。

酒の肴は、前回同様、老舗鮮魚店「板垣商店」の刺身盛り合わせと「清鮨」の酒肴盛り合わせ。
やれ異常気象だ、放射冷却現象だ、マッデン・ジュリアン振動だのいってるうちに、春は確実にそこまできている。
ここはひとつ旨い酒でも呑んで、一足先に春を味わおうじゃないか!
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sakeこのあいだ「勝手に神仏習合」とは違うお客さんが来ていうことにゃ、自宅に戴き物の酒がゴロゴロあるという。
奥さんと二人暮らしだが、奥さんはほとんど酒は飲まないし、自分も自宅では晩酌もしない。
で、けっこうな量の酒が手付かずで放置されている。
しかもそれなりの人なので、高価なものや珍しいものが多いらしい。
すると一緒に来ていたもう一人のお客さんも「そういやぁウチにも戴き物の酒、いっぱいあるなぁ」と言い出した。

そんな話をしていたら、もうかなり昔にディランで、「持ち込みパーティー」なるものを開催したことを思い出した。
出席するメンバーそれぞれが、酒とつまみを最低一品ずつ持ち寄って、飲みかつ喰らおうではないかというものだった。
まだ人も多くいた頃だったので、たくさんの人が集まり大いに盛り上がった。
たしか二、三度やった記憶がある。
開店したての頃だったので、お客も若くて貧乏なのが多かったから、会費も取らずに「騒げりゃいいや」ってなノリでやったので、毎度したくと後片付けが大変でそのうち自然とやらなくなってしまった。

a5813293その話をすると二人とも大乗り気で、ぜひそれをやらないかと盛り上がった。
以前のように多くの人間を集めないで、ほんの内輪でやれば、それほどしたくや片付けも大変ではない。
いちおう会費のようなものを取って、ちょいとしたゲームをやってその景品代に当てるのもいいんではないかとドンドン話は広がっていった。

酒や肴は別にいただきものである必要はない。
これは!と思うものを一品ずつぶら下げてくればいい。
高価でなくても珍しい酒なども座が盛り上がっていい。
まず最初は少数のお客さんに声をかけて、一度やってみるべか。

・・・なんてことを話した数日後、「勝手に〜」の二人がやってきて、「鮒寿司」や「クサヤの干物」など臭くて美味いものをお取り寄せして、呑みたいと言い出した。
ふたつのアイディアを合体させるのは難しいべなぁ・・。
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2/14(土)の「第九回全国の地酒を楽しむ会」は限定25人のところ、席を用意できるギリギリの28人の満員御礼で、楽しく始まった。
今年は来たくても満席で入れなかった人もいたので、次回は優先的にお誘いしようと思っている。
今回のテーマは「東海四県飲みくらべ」。
これだけ各地の日本酒を何十年も呑んでいるが、初めて呑む酒がほとんどだ。
日本酒の世界も深いねぇ。
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肴をお願いしていた「板垣鮮魚店」さんと「清鮨」さんも、腕によりをかけて飛びきりのつまみを用意してくれた。P1090236
みんな「これじゃ赤字じゃないの?」といっていたが、それはこちらが板垣さんと清鮨さんに言いたいセリフだ。
おかげさまでみんな喜んでました。
ありがとうございます。
これを機会にディランともども、老舗のこのお店をご贔屓にお願いします。

九回目を迎えたこの企画だが、今回はじめて定時で終了することが出来た。
シーナさんの訃報が入ってきたということが、理由のひとつだが、帰ったあとの酒瓶を見たらほとんどが空になっていた。

最初のコンセプト通り、飲み足りない人はそれぞれ他の店で飲んでもらえば、少しは町も賑やかになる。
毎度言っていることだけど、一年に2度はやってみたい企画だが・・・。

とにかく地酒の会、今年も無事終了!
集まってくれた愛すべき酒飲みども、今年も元気で飲み倒そうぜ。

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